2012年7月3日火曜日

ムーンライトセレナーデ

5月の西山高原で


モンベルのムーンライトV型をかれこれ約20年使っている。

当時赴任していた山口のアウトドア店で買ったのかな。
初張りは裏匹見峡の山の中の空き地だったと思う。
フライフィッシングを始めて間もないころだった。
渓流のそばで眠って、モーニングライズを狙いたいと思って買ったのだった。

当時張ったことのあったテントはヨーレイカのドーム式で、それに比べたらずいぶん設営が楽だと感動した記憶がある。
月明かり(ムーンライト)の下でも建てられるというモンベルのうたい文句は伊達ではなかった。
その後、しばらく使ったり、使わなかったりだった。

が、息子が小学生になり、一緒にキャンプに行くようになった。
物置から引っ張り出して、再び使い出したのだが、どうにもにおう。
たまらなくなって洗濯してみたら、今度はテントとフライの内側のコーティングがはげだした。
どうやらポリウレタンの加水分解らしい。寿命ということだ。
シームテープもぼろぼろと取れる。
シュラフやマットにくっついて、うっとうしいことこの上ない。

コーティングがぼろぼろ

新品の購入も考えたが、長年連れ添ったテントでもあるし、まずはモンベルのカスタマーサービスに問い合わせてみた。
5年以上のものは経年劣化としてご理解してほしいとのこと。
インナーテントとフライを修理パーツとして販売しているという。
インナーテントが18000円、フライが11000円だという。
幸いアルミ合金製のA型フレーム2組は状態がいい。

そこで2年計画で更新することにした。
まず昨年、インナーテントを交換した。

まずインナーテントを交換@大鬼谷

悪臭がなくなり、新品同様になった。
今年はフライを交換した。
従来は出入り口部分に前室がない、古いフライだったのだが、前室付きの現行型に変わった。
これで雨の吹き込みにも対応できる。夜露で靴が濡れるのも防げるな。

収納袋も内側がべたついていたので交換した。

7型の収納袋に5型を入れている


収納袋は7型のアイボリー用しか在庫がないとのこと。
5型用は今季はもう製造予定がないらしいので頼んだ。
ポールの収納袋も交換したかったが、在庫がなかった。

フライ11000円、収納袋1680円で12680円だった。
送料無料の代引きでとてもスムーズに買い物できた。
においもなくなり、コーティングもはがれないので、テント泊が非常に快適になった。
朝露もびんびんにはじいてくれる。これで雨が降っても安心だ。


朝露がきらきら。撥水が効いている。美しい


ただ冷静に考えると計30650円もかかっている。
今年値下げしたスノーピークのアメニティードームが29800円だから、さくっと買えていたな。
・・・・・。
これ以上、追及しないことにしよう。




2012年7月1日日曜日

林の中で



近道をしようとしたら、車が1台通るのがやっとの山道に入ってしまった。
山間の道はちょっと油断するとこうなる。

「大型車通行不能」の看板が出ていたので、覚悟はしていたのだが。
杉林だか檜林だか分からないのだが、林の中を走る。

梅雨の晴れ間の日差しは強烈だ。
木漏れ日が美しい幾何学模様を描き出す。

対向車が来ないことを祈りながら、どきどきしながらハンドルを握った。
もっともこんな狭い道は1キロ足らず。


切通を過ぎると、すぐに2車線の田舎道に戻った。
夏の日のわずか2~3分の冒険だ。


目の前に夏の空と雲が広がっていた。


2012年6月19日火曜日

エノキ林の宝石


うちから車で15分ぐらいの場所に、国蝶オオムラサキの繁殖に取り組む施設がある。
ことしも羽化が始まったと聞き、梅雨の合間に訪ねた。
施設があるのは国道から2.5キロほど広葉樹の山に分け入ったところだ。
オオムラサキの幼虫が好むエノキの林に保護ネットを設け、鳥などの外敵から守るようになっている。
標高約220メートル。うっそうとした林の中は下界よりも気温が2、3度は低い。

羽化は気温が上がった昼過ぎに起きた。
枝にぶら下がった5センチほどのサナギの背中に割れ目が入る。
もぞもぞと身をくゆらせながら、頭を下にした成虫がサナギからずるっと抜け出す。
わずか2分半の生のドラマだ。







脱皮したばかりのオスの成虫は、サナギの抜け殻につかまる。
5時間、青紫色の美しい羽が広がるのを待つのだ。

この時期は青紫色のオスが羽化し、その後、茶色のメスが羽化する。

施設を運営する守る会によると、ことしは羽化数が200匹前後と、昨年の6分の1に減りそうだという。
繁殖を始めて33年目になるが、こんなに減ったのは初めてだとか。
ネットの中の木立も例年なら葉が幼虫に食われ、明るくなっているのだが、ことしはうっそうとしたままだった。
会の人も「原因が分からんのよ」と首をひねっていた。

羽化は7月中旬まで続く。


2012年6月16日土曜日

キヤンパでローストビーフ


明日は息子の12歳の誕生日だ。
先日のGWキャンプでつくったローストビーフがうまかったので、また食べたい、という。
で、2代目のキヤンパを使ってつくることにした。




肉は近所に新規オープンしたスーパーの特売品だ。
100グラム150円の国産牛モモブロックである。
妻が買ってきてくれたのだが、「400グラム1本でいいでしょ」と言うのを「ぜひ2本で」と依頼したのだ。
これを前夜から漬け汁に漬けておいた。
漬け汁は、すり下ろしたタマネギとニンニクにしょうゆ、みりん、酒を加えたものだ。
チャック付ポリ袋に漬け汁を入れ、塩コショウしたブロック肉を漬け込んだ。

で、漬け汁を水で洗い流し、キヤンパに入れた。
800グラムでちょうどぴったり。
で、これを約30分間、火にかけた。

そのまま火を落として、粗熱を取った。
結論から言うと失敗だった。火の通しすぎだった。
30分間は長かったかなあ。
もっと短くても良かったかもしれない。
15分ぐらいでも良かったか。
それに思ったよりも肉汁が抜けていた。
焼き始める前にフライパンで周囲を焼いて固めて、油を閉じ込めるようにしたほうが良かった。
まあ、失敗したとはいえ、出来上がったので食べた。


ソースは漬け汁に火を通したものだ。これがけっこういける。
シャリアピンステーキみたいなものだ。
ウィキペディアを見てみると、すりおろしタマネギは苦味がでるとある。
次回はみじん切りにしてみよう。
まずまずのウマさだったが、反省が残る出来具合だった。


2012年6月13日水曜日

母のキヤンパ


古い鉄鍋がある。
鋳鉄かと思っていたら、磁石がくっつかない。
どうやらアルミ合金製らしい。
戦後間もないころ使われていたパン焼き鍋だ。
直径約20センチ。中央部に煙突状のトンネルがある。
鍋の中に熱風をまんべんなく回すための工夫のようだ。
戦後の食糧不足の時代、支給品のトウモロコシや小麦粉でパンを焼くのに使われていたという。
焼きあがるとドーナツ状になる。

うちでの愛称は「キヤンパ」だ。
実はこの鉄鍋はうちとしては2代目だ。
数年前、となりまちのリサイクル店で見つけて購入した。

初代は実家にある。
亡き母の嫁入り道具だったのだ。
初代は蓋に「キヤンパ」と大きく書いてあった。
右から読むと「パンヤキ」だ。

このキヤンパ、我が家では焼き芋鍋として使われていた。
この鍋にサツマイモを入れ、ガスコンロに弱火でかける。
しばらくすると香ばしい香りがして、ほっかほかの焼き芋が出来上がる。
飴状になったところもあって、市販の焼き芋に劣らないうまさになる。
小学生のころ、母がおやつによく焼いてくれたものだった。

焼き芋は父も好きだった。
鹿児島育ちで戦後にカライモは食べ飽きているはずなのに、いまだに好物なのだ。

ぼくが仕事を始めて数年後に母が亡くなった。
結婚したときに実家からこっそりキヤンパを持ち出した。
あのサツマイモのうまさを忘れられなかったのだ。

数年経って、キヤンパが無くなったことに気付いた父が「焼きイモ鍋を返してくれ」と言ってきた。

あんまり使っていなかったのでやむを得ずに返却した。
その後、リサイクル屋で見つけ、買ったのだ。
一つ500円くらいだったか。
しばらく家にディスプレイとして飾られていた。

最近では「タミさんのパン焼き器」という南部鉄器での復刻品が新品で買える。
商品説明では「戦後、日本中に普及していたジュラルミン製のパン焼き器を南部鉄で復元」とある。

ジュラルミン製というのに驚く。
軍需品の生産が終わり、余った材料を民生品に回したのかもしれない。

先日のGWキャンプに持って行った。
ダッチオーブン替わりに使ってみようと思ったのだ。

牛肉のブロックを、すりおろしタマネギなどの液に漬けて一晩寝かせ、焼いてみた。
煙突があるせいで、食材を入れるのに苦労するが、上火替わりの熱風がいい感じに肉を焼き上げてくれた。
ちょっと鍋は焦げ付いたが、うまいローストビーフができた。
息子も大喜びで、500グラム強の肉はあっという間になくなった。

今も正直なところダッチオーブンがほしいのだが、貧乏キャンパーなので、優先順位により後回しになっている。
なので我慢して使っている。

まもなく息子の誕生日。メインディッシュはキヤンパオーブンでのローストビーフの予定だ。
キャンパーにキヤンパ。結構お似合いかも。






2012年6月11日月曜日

天覆う翼




スノーピークのSPリップウィングタープTP-120を使っている。
といっても、タープはこれ1枚しか持っていないのだけど。
別段こだわりがあるわけでなく、単なる資金不足の貧乏キャンパーなのだ。
そんなぼくがタープを語っても、ほかのピーカーさんにとってみれば、嘲笑の対象になるにだけかもしれないが。

購入したのは、結婚間もない1998年ごろだ。
ウィングタープといえばモスのパラウィングなのだろうけど、資金面からたぶん考慮の外にあったと思われる。
近所のパワーズで買った。ポールはスノピ製が在庫していなかったので、長さ2.4メートルの小川の伸縮式を買った。

初張りは友人夫妻との春キャンプだった。
まだ桜が残っていて、やたらめったら寒かったのを覚えている

その後、真夏の渓流でのデイキャンプに使った。
毛針釣り専用区の林道の開けた場所に張って、友人とフライフィッシングを楽しんだ。
昼食でワインを空けて、昼寝をして、タープが実にいい日陰を作ってくれたなあ。

2004年ごろにタープスクリーンTP-300をネット通販で買った。
妻に「夏場にもアブが入らないよ」と言ったら承諾してくれた。
タープ本体より高かった。
TP-300についてはまた別項で言及したい。


慣れると、一人でもなんとか建てられる。
幕体が軽いので、取り回しは楽だし、ペグの本数も6本で済む。
これは楽だ。
最近は、息子との父子キャンプに行くので、息子が手伝ってくれる。

モナコベージュと呼ばれた色のリップストップナイロンの幕体は薄いので、日光を通しやすい。
よってタープの下でも明るい。真夏の強い日差しにはとても抵抗できない。
最近のシールドタイプと比較すると、違うんだろうなあ。比較したことないけど。

きれいに張れたときの美しさはなかなかのもの。
元祖であるパラウィング譲りかもしれない。
地面に沿うように広がった一枚布は、たしかにウイング、翼のようだ。
こればかりはビル・モスの異能に敬服したい。天空に羽ばたきそうだ。

そして、ぼくの手の届く高度に飛ばしてくれたスノーピークにも感謝を。

で、もう一つの特徴が天井が低くて、広さが狭いこと。
真ん中に通常の高さのテーブルを置いて、周囲にスノピのパッドインチェアを置く。
翼の側に座ると、ほぼ間違いなく頭にタープが当たるのだ。
朝の夜露でぐしょぐしょに濡れたタープの場合は「…」。
頭が濡れるのだ。これはいただけない。

風には結構強いと思う。これは個人的な主観である。
ただ風をはらむと生地が薄いのか、張り方が悪いのか、けっこう風上側がふくれたように持ち上がる。
こうなるとあんまり格好良くない。


でもGWの西山高原でも、強風になんとか耐えてくれた。
知っている人は知っているだろうが、あそこは高原の吹きっさらしなので風がとても強い。
息子とフライフィッシングに行って、強風に打ちのめされて帰って来てもタープは無事だった。
もっともタープにつっていた食器干し網は飛んでいったようだが。
西山おやじさん、その節はフォローありがとうございました。

狭さがネックになって、より有効面積の広いヘキサやレクタが一枚布タープの主流の座を奪ったのだろう。
正直、ぼくも最近のタープがほしい。
できればきちんとシールドの効いたヘキサがほしい。

さらに言えば、スノピやリビングシェルやモンベルのアストロドームなど、最近のスクリーンタープも気になっている。
気になるけど、高いので入手は難しいかなあ。
妻が許してくれるかなあ。当分物入りだし、無理だろうなあ。

そんなわけで、うちのキャンプは、当分、こいつと一緒に行くことになりそうだ。
リップウィングは天に翼を伸ばしに、ぼくは羽を伸ばしにフィールドに出かけよう。






2012年6月9日土曜日

カエル色のツーバーナー


うちの主力火器を紹介する。
コールマンのコンパクトツーバーナーDX423-770Jだ。
ホワイトガソリンを食らって燃えるたのもしいヤツである。


収納サイズが45×29×13。コールマンが日本専用に発売したモデルと聞く。
底部の刻印を見ると、1996年11月製である。
同じサイズに425もあるが、自動点火装置がついているのが味噌だ。
現行のツーバーナーである413Hパワーハウスツーバーナーの56×35×16と比べると、明らかに一回り小さい。
コンパクトの言葉に偽りなし、である。

413のケースの色が濃いオリーブグリーンなのに対して、423はぐっと明るいライトグリーンだ。
アマガエルの色である。いかにも軽やかである。とび跳ねちゃいそうなのだ。
アマガエル色のケースのアクセントになっているのが、ケース左側に付く自動点火装置だ。
このスイッチの色はタンクの赤よりも明るい赤だ。
これがライトグリーンのケースに実に鮮やかに映える。
そしてケースのカバーにコールマンの英字ロゴが、エンボス加工で記されている。
実にかわいい。
キャンプ場で、ちっちゃい女の子に「わ~かわいいコンロ」とほめてもらったこともある。

カエル君が、うちにやって来たのは2011年の夏のことだ。
となりまちのリサイクルショップで新品で売っていたのを購入したのだった。
見つけた瞬間、拾い物だと思った。約7000円。
しかしすぐには買わずにいったん帰宅して、心を落ち着けて、また買いに行ったのであった。
ほんと売れてなくてよかった。

1年以上経つが、まだ不具合は出ていない。
室外用だから本当はいけないが、事務所用のコンロとしてほぼ毎日使っている。


メンテナンスもリュブリカント(ポンプカップ用オイル)を時折、差すだけだ。
毎日使うと、いくつか気づいたことがあった。

ポンピングの回数が少なくてすむのだ。
状況にもよるが、押し込むときのレバーが固くなるまで、50回もすれば十分だ。
マニュアルには「百数十回やるべし」とあるが、常に加圧している状態なので、そこまで必要ないのだろう。

白ガスを入れたてのころは不完全燃焼が多い。赤い炎が上がることもたびたびだ。当然、煤も出る。
空気の量が少ないので、加圧が不十分なのか。燃料が減り始めたごろが一番いい感じに燃えてくれる。

またあまりポンピングしすぎると、生ガスが直接出てくるのか、不完全燃焼し、赤い炎を出して燃えてしまう。
ポンピングが足りなくてもまずい。親指との対話がポイントだ。

で、点火レバーを上向きにして、燃料バルブを左に回して、ガスを噴出し、点火装置をカチ、カチっと回してやる。
状況にもよるが、すぐにコーという音を立て、ガスコンロのような青い炎を出して燃え始める。
ポンピングを除けば、ガスコンロと変わらない簡単さだ。

423の特徴といえば、圧電式の点火装置だ。


これを生かす構造が、ジェネレーターの先端を差し込むミキシング部から出ている細いパイプだ。
このパイプから気化したガスが噴出し、点火装置に直接当たり、点火しやすくしたのだろう。
413などにはない構造である。
ただ、このパイプから半生状態のガスが出て、不完全燃焼し、赤い炎を出すことも多い。


調べてみると、この423、使い方によって内部の塗装が焦げるトラブルが起きるとかで一時、リコールになっていた。
マニュアルでは、五徳をケースよりも一段高い位置で保持するよう指示している。
向きによっては五徳をケースとぴったりにも取り付けられる。
この状態で使うと、鍋とバーナーの間の空間が狭くなり、過熱しやすくなるのだろう。
ケースがコンパクトなのが災いしたのだ。

幸い、これまでケースを一度も焦がすことなく使い続けてこれた。
これからもメンテナンスを加えながら、ぼくのキャンプに欠かせない一員として付き合っていきたい。

2012年6月8日金曜日

FDチェアと仲間たち


黒のディレクターズチェアがある。
帆布がずいぶんと色落ちしてしまったが、いまだに現役だ。
スノーピークのフォールディングD.チェアALという。

買ったのは会社に入って数年だったころだろうか。
英マクラーレン社のガダバウトチェアと座り比べてみて、FDのほうがかなり座り心地が良かった記憶がある。
調べてみたら当時1脚9000円もしたようだ。
スチール製もあったようだが、軽いのでアルミにしたのだった。

一時、アウトドアから離れていたときは、実家のベランダで野ざらしになっていた。
だから色落ちがひどいのだ。

このシリーズはその後気に入って、後継モデルのパッドインチェアを3脚買った。
子ども用も長男のために1脚買った。

当時住んでいた社宅のダイニングが狭く、コンパクトなアウトドア用品がぴったりだったのだ。
キャプテンスタッグの折りたたみテーブルを使い、長男をパッドインチェアに座らせて、食事をさせていた。
使った後は折りたたんで片付けておけるので、ずいぶんと重宝したものだ。

FDチェアは近頃おしゃれな赤色で復活したようだ。
スノピ製品の割には1脚6800円とお手ごろなのがうれしい。

長男は6年生。もう子ども用のパッドインチェアには座らない。
うちは3人家族。このチェアを買い足すことはもうないだろう。

2012年6月7日木曜日

夏日のデイキャン




夏日の一日、車で20分ほどの河川公園でデイキャンプを楽しんだ。 

一応、スノーピークのSPタープリップウィングTP-120も持っていったのだが、木陰が気持ちよく必要なかった。 


昼食はツーバーナーでアルミ鍋のちゃんぽんめんを温めた。
100円ちびフライパンでステーキ肉をさっとあぶった。 
ノンアルのプシュも一緒に。費用は1500円。
ちょっとぜいたくなランチを取ったと思えば安いものだ。


食後はコットに寝転んで昼寝。使わなかったタープを枕にした。
目つぶしがうっとうしかったが、眠ってしまえ関係ない。

起きたらBE-PALのバックナンバーなんぞをパラパラと。
靴下を脱いだ足に川風が当たって実に気持ちがよろしい。

約4時間のリフレッシュタイムになった。

2012年6月6日水曜日

初めに

好きな本がある。
「ちょっと森に居ます。」というムックだ。

塩野 米松さんと中川祐二さんの共著になる。
夏のキャンプ、秋のサイクリング・・・。
季節季節のアウトドアの楽しみを写真とエッセイで月ごとに紹介している。
1988年の発行だから、もう四半世紀前の本になるのか。
登場する道具も当時のものだ。
今ではお目にかからなくなったグッズもてんこもりだ。

書名の元ネタは宮沢賢治の「下ノ畑ニ居リマス」だろう。
賢治の家の前にかけられていた看板に書かれてた言葉だ。
ブログのタイトルはこの本の名からいただいた。

街にいても、仕事をしていても、常に森に居る気持ちで。
そんな思いを込めている。
だから今日も、「ちょっと森に居ます。」