グランフォンドの出発時間は午前7時15分。
当日の朝出発ではちとつらい。
睡眠はしっかり取っておきたい。
今回は11,12の両日、休暇を取り、前日から会場入りし、車中泊することにした。
ホテルに宿泊する手もあったが、宿代を節約したかったのだ。
わが家の車はホンダのミニバン、ストリームだ。
後部座席を折りたためば、大人が横になれるスペースは確保できる。
後部座席を折りたためば、大人が横になれるスペースは確保できる。
キャンプ用のマットと、スノーピークの封筒形寝袋オフトンなら快適だ。
後は折りたたみ椅子とテーブルか。
食品保存やビールを冷やすクーラーも載せた。
それと、簡単な調理セットも。ガスストーブとコッヘルを入れた。
着替えや補給食などの一式は大きなバスケットにまとめ、助手席に置いた。
かばんのまま車内に放置すると、収拾がつかなくなるのでこれは便利だった。
ロードバイクは、前後輪をはずして、モンベルのコンパクト輪行バッグに入れた。
ストリームは荷物室の高さが低いので、車輪付きだと立てたまま入らないのだ。
運転席後方の窓側に置き、シートベルトなどで固定した。
助手席後方はベッドである。
近所のマックスバリュで補給食や水、ビールを購入。
普段はビールっぽい飲み物専用だが、休みの日ぐらい本物を飲みたいじゃないですか。
広島道から中国道を通って、三次へ向かう。
TBCさんでCCDやメイタンなど補給食600円分を購入した。
三次からは2月の県北ツーリングで走ったルートをたどる。
国道54号から赤名峠を越え、島根県美郷町粕淵へ。
明日の三瓶山クライムの下見をしたかったのだ。
粕渕からの道はきれいで広い。
ほぼ同じ斜度が延々と続くダラダラ坂である。
地味に脚を削られるいやなタイプの坂だ。
交差点を左折すると、温泉街に向かう急坂が現れる。
これはしんどそうだ。
温泉街で斜度は一服する。
いい感じの公衆浴場もあった。
温泉街を過ぎると再び、きつい上りだ。
ここを耐えると、西の原の高原だ。
広々とした草原の向こうに三瓶山が悠然と立つ。
いかにも高原って感じな風景だ。
牛も放牧されているらしい。
実にさわやか、実に気持ちいい。
西の原から北の原がまた結構なえげつない上りだ。
明日はここに挑むのか。
いや挑めるように走らなくては。
明日もここを走りたい。
風は強い。
新緑の木々が右に左に激しく揺さぶられている。
明日はお手柔らかに頼みたいなあ。
北の原の三瓶バーガーで、三瓶バーガーを頼む。
単品600円にポテトと飲み物のセットで850円。
明日は間に合わなくて食べられないかもしれない。
懸案は先に片付けておこうと思ったのだ。
パテを網で焼いているのか、香ばしいのがうまかった。
その後、リフトがある東の原を横目に三瓶山を一周。温泉街に戻った。
三瓶温泉に2カ所あるという公衆浴場へ行く。
1カ所目は亀の湯。
建物からしてムードむんむんだ。
となりに駐車場もある。
大人200円。セルフで料金を入れるシステムだ。
小銭がなかったので、向かいのスーパーで両替してもらう。
レジのおばあちゃんによると「6時から加温するからまだお湯がぬるいよ。31、32度ぐらいかなあ。温かいのがよかったら鶴の湯にしたら」とのこと。
先ほど、見かけた公衆浴場だね。
早速向かう。
こちらの入浴料は300円。
お湯は鉄のにおいがして、赤茶色ににごっている。
ちょっとぬるめだ。
掛け流しの源泉がダバダバと沸いていたのが、すごかった。
三瓶バーガーも食べて、風呂も入って、これで三瓶山の美味しい部分を味わった。
あす三瓶山に上れなくても、悔いはないな。
三瓶山を下って午後6時に発着点になる大田市の迫海水浴場に着いた。
前日エントリーを済ませ、ゼッケン500番を受け取った。
けっこうにぎわっている。
夕食を食べようと、国道9号に出て西へ。
ラーメン屋があったので入った。
と、会社の自転車仲間、ken2さんから☎だ。
会場に着いていると言う。
一緒に飯を食うことにした。
わしはラーメンとギョーザをいただき、明日の200キロ完走を期してノンアルで乾杯した。
ken2さんもラーメンの大盛りを食べ、カーボローディング完了。
その後、砂浜に戻り、黄昏の風景を楽しむ。
美しいグラデーションだ。
ken2さんは宿がある出雲へ。
わしはポプラで朝飯を買って、駐車場に戻り、寝る準備だ。
車のバックドアを跳ね上げ、スノピのキャンプ用椅子をセットする。
荷台をテーブル代わりにして、パソコンで日記を書く。
ネット接続はスマホのテザリングが使える。
便利なもんじゃ。
車中泊している人も結構いる。
砂浜近くにテントを張っている人もいる。
強風は収まった。潮騒が暗闇に響く。
わしはイオンのラガービールで乾杯。
味があるビールはウマい。
味があるビールはウマい。
お、もう9時半。寝よ。
つづく
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