2014年5月18日日曜日

石見グランフォンド2014 その5

2CPを出発してまもなく、ロング(200キロか190キロ)とショート140キロの分岐点に差し掛かる。
ここもロングめがけて左折。そのために来たのだから。

まもなく行く手に山に駆け上がっていく道が見える。



この春、開通したばかりの日桜ロードである。
今回のコースの目玉ともいえる。
となりを走っている人に「いよいよですねえ」と話しかける。
「試走したけど、最初がきつい。後は同じくらいの斜度が続くよ」とのこと。
なるほど。

STRAVAによると、上りは5.8キロで標高差407メートル。斜度は平均7%。
速い人はここを21分で上る。
ちなみに青い彗星さんは2126秒で。すげ~~。
わしは2846秒。7分以上遅かったのねん。

おっしゃる通り、最初の橋辺りの斜度がきつい。
フロントギアをインナーに落として、耐えて耐えて回していく。
新しい道路なので舗装は最高にいい。
道幅が広い。車は少ないので安全だ。




眺めも抜群にいい。
ただカーブがゆるやかなので、先が見通せ過ぎるのが、やや面白みにかける。
自動車ならいいのだけど、自転車の速度だと、九十九折の道のほうが面白い。
次にどんな景色が現れるのかが楽しみなのだ。

お、そろそろピークか?
道の向こうに青空が広がっている。
ん?道路に脚立を置いて撮影にいそしむ大柄な男が一人。
あれは同じ会社のクロケンではないか!
大声を上げてクロケンを呼ぶ。
向こうも気づいてくれたようだ。
「もうちょっと行ったところが本当の頂上です」とのこと。
何ですと~~。
これはだまされたよ。

みなさ~ん、上り口から4.2キロ付近にあるのは、なんちゃってピークです。
だまされないように!
なんちゃってピークから軽く下り、再び上りが始まる。
これは脚より心を削る仕様とみた。
ようやくピークゲット。


しんどかったな~。
平均心拍は156。最高は162だったので、かなり負担が高かった。


ここからは快走路をダウンヒル。
邑南町の香木の森で左折する。
昔、ドライブに来たことあるよなあ。ここ。

この周辺の道は丘陵地帯に切ってある。
基本は下り基調なはずなのだが、向かい風が強く、速度が上がらない。
前にもおいていかれて、一人旅が続く。
今までは、勢いで走れたのだが、こうなると寂しくなる。
人恋しくなってくる。
勝手なものじゃなあ。

国道261号に合流する。
しばらく走ると、断魚渓の第4CPだ。
ちなみに第3CPはショート専用で、ロングにはない。
ここが昼食会場になる。10時半過ぎに到着。
昼飯にはちょっと早いけど。
おむすび2個と豚汁をいただく。
飲み物はもちろんコーラ一択で。





10分ほどで青い彗星さんたちが到着。


一緒に昼食をいただく。
TBCの山鬼さん、たかさんたちもいらした。
他のグループの速そうな人たちも紹介していただいた。

後で主催者側のFBなどを見ていると、手違いがあって昼食が足りなくなったらしいが、わしが行った時間は幸いにもOKだった。

青い彗星さんは、前日熱を出していて万全ではないが、今回頑張って参加したという。
ここまで、とばしすぎたらしく「ここからはゆっくり走る」とのこと。
そりゃ、日桜ロードで頑張っていたものね~。
彼の俊足ぶりは知っていたので「ゆっくりなら大丈夫かも」と同行をお願いした。



とういうわけでここからは彗星さん、お連れさん、わしの3人で走ることに。
ここのトイレで軽量化に成功。これで後顧の憂いなく走れる。
35分間休んで出発。

ここから次のCPまでは49キロある。
2時間は絶対かかる。
この区間が実は正念場だったりしたのかもしれない。




北上していたコースを川本町からもう一度南下し、山道に入る。
ほとんど斜度はない。じわじわと上がっていく。
斜度を感じないというのは実はやっかいな気がする。
思ったほど速くないというとどうしても頑張ってしまう。
スピードを上げると、どうしても負担がかかる。


青い彗星さんの様子がおかしい。
先に出て、ひかせてもらったが、明らかに息が荒い。
相当しんどかったんだろうな。
「先に行ってください」とおっしゃるので、マイペースで行かせてもらう。

STRAVAによると、この付近の計測区間は「石見銀山街道Climb」。
6.4キロで平均斜度3%だから、それほどきつい坂ではない。
わしは16キロ前後のペースで淡々と上っていく。
九十九折がいつまでも続く。


途中、20キロ近いペースで走る集団にすこーんと抜かされる。
ジャージはばらばらだが、脚が合っているのだろう。
TBCのメンバーもいた。
みんな速いわあ。とても付いていけないわ。


峠のピークは古ぼけたトンネル。
午後零時10分に通過した。

川本町に別れを告げ、また上ったり、下ったり。
南へ向かっているので逆風だ。
途中から山鬼さんが後ろに付いていたらしい。
必死でこいでいたので。気が付かなかった。



気が付くと前に出られた。
たくましい後姿♪

牽いてもらっているので付いていきたいところだが、脚が売り切れ状態。
だめだ~~。さようなら~~。

この辺、あんまり記憶がない。
1時間ほど写真も撮影していない。

斜度12%、「カエル注意」の看板がかかる徳増農道。
ありましたね~~。確かに。
インローに落として這うように上るだけだったので。
時速も一桁台にまで落ちていた。

山頂で伴走のオートバイが「ここからは下りですよ~~」と言ってくれたのが、どんだけうれしかったか。
ああ、ようやく第5CPのはすみ文化プラザだ。


つづく

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