第2CPを出発してまもなく、ロング(200キロか190キロ)とショート140キロの分岐点に差し掛かる。
ここもロングめがけて左折。そのために来たのだから。
この春、開通したばかりの日桜ロードである。
今回のコースの目玉ともいえる。
となりを走っている人に「いよいよですねえ」と話しかける。
「試走したけど、最初がきつい。後は同じくらいの斜度が続くよ」とのこと。
なるほど。
STRAVAによると、上りは5.8キロで標高差407メートル。斜度は平均7%。
速い人はここを21分で上る。
ちなみに青い彗星さんは21分26秒で。すげ~~。
わしは28分46秒。7分以上遅かったのねん。
おっしゃる通り、最初の橋辺りの斜度がきつい。
フロントギアをインナーに落として、耐えて耐えて回していく。
新しい道路なので舗装は最高にいい。
ただカーブがゆるやかなので、先が見通せ過ぎるのが、やや面白みにかける。
自動車ならいいのだけど、自転車の速度だと、九十九折の道のほうが面白い。
次にどんな景色が現れるのかが楽しみなのだ。
お、そろそろピークか?
道の向こうに青空が広がっている。
ん?道路に脚立を置いて撮影にいそしむ大柄な男が一人。
あれは同じ会社のクロケンではないか!
大声を上げてクロケンを呼ぶ。
向こうも気づいてくれたようだ。
「もうちょっと行ったところが本当の頂上です」とのこと。
何ですと~~。
これはだまされたよ。
みなさ~ん、上り口から4.2キロ付近にあるのは、なんちゃってピークです。
だまされないように!
なんちゃってピークから軽く下り、再び上りが始まる。
これは脚より心を削る仕様とみた。
これは脚より心を削る仕様とみた。
しんどかったな~。
ここからは快走路をダウンヒル。
邑南町の香木の森で左折する。
昔、ドライブに来たことあるよなあ。ここ。
この周辺の道は丘陵地帯に切ってある。
基本は下り基調なはずなのだが、向かい風が強く、速度が上がらない。
前にもおいていかれて、一人旅が続く。
今までは、勢いで走れたのだが、こうなると寂しくなる。
人恋しくなってくる。
勝手なものじゃなあ。
国道261号に合流する。
しばらく走ると、断魚渓の第4CPだ。
ちなみに第3CPはショート専用で、ロングにはない。
ここが昼食会場になる。10時半過ぎに到着。
昼飯にはちょっと早いけど。
おむすび2個と豚汁をいただく。
一緒に昼食をいただく。
TBCの山鬼さん、たかさんたちもいらした。
他のグループの速そうな人たちも紹介していただいた。
後で主催者側のFBなどを見ていると、手違いがあって昼食が足りなくなったらしいが、わしが行った時間は幸いにもOKだった。
青い彗星さんは、前日熱を出していて万全ではないが、今回頑張って参加したという。
ここまで、とばしすぎたらしく「ここからはゆっくり走る」とのこと。
そりゃ、日桜ロードで頑張っていたものね~。
ここのトイレで軽量化に成功。これで後顧の憂いなく走れる。
35分間休んで出発。
ここから次のCPまでは49キロある。
2時間は絶対かかる。
ほとんど斜度はない。じわじわと上がっていく。
斜度を感じないというのは実はやっかいな気がする。
思ったほど速くないというとどうしても頑張ってしまう。
青い彗星さんの様子がおかしい。
先に出て、ひかせてもらったが、明らかに息が荒い。
相当しんどかったんだろうな。
「先に行ってください」とおっしゃるので、マイペースで行かせてもらう。
STRAVAによると、この付近の計測区間は「石見銀山街道Climb」。
6.4キロで平均斜度3%だから、それほどきつい坂ではない。
わしは16キロ前後のペースで淡々と上っていく。
途中、20キロ近いペースで走る集団にすこーんと抜かされる。
ジャージはばらばらだが、脚が合っているのだろう。
峠のピークは古ぼけたトンネル。
午後零時10分に通過した。
川本町に別れを告げ、また上ったり、下ったり。
南へ向かっているので逆風だ。
途中から山鬼さんが後ろに付いていたらしい。
必死でこいでいたので。気が付かなかった。
気が付くと前に出られた。
たくましい後姿♪
牽いてもらっているので付いていきたいところだが、脚が売り切れ状態。
だめだ~~。さようなら~~。
この辺、あんまり記憶がない。
1時間ほど写真も撮影していない。
斜度12%、「カエル注意」の看板がかかる徳増農道。
ありましたね~~。確かに。
インローに落として這うように上るだけだったので。
時速も一桁台にまで落ちていた。
山頂で伴走のオートバイが「ここからは下りですよ~~」と言ってくれたのが、どんだけうれしかったか。
ああ、ようやく第5CPのはすみ文化プラザだ。
つづく
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