2014年5月20日火曜日

石見グランフォンド2014 その7



粕淵のCPは「カヌーの里おおち」にある。
キャンプ場もそばにあり、木陰も多い。
大田を出てから7時間50分。よく走ったもんだ。




ken2さんはお疲れの様子だ。
TBCのみなさんたちとも合流し、しばし休憩。


エイドではもちろんコーラ。
それと、このタイミングで巻き寿司か~。
炭水化物はもっと早い段階のほうがいいかも。


エネルギーが足りていないと体が訴えている。
ほっておくとハンガーノックになるかもしれない。
サドルバッグに押し込んだようかんを食べる。
甘味が体に染みる。
2RUNも口に入れ、これからのヒルクライムに備える。

20分休んで出発。
粕淵の街中を抜け、トンネルを通ると、三瓶山への上りが始まる。
本日のショータイム! 三瓶山クライムの時間だ。
新しい道だけに広くて舗装もきれいだ。
ただカーブが大きめ。自転車的には直線。
なので、5%前後のダラダラとした坂を延々とただ上っていくという、もっとも忍耐力が必要される区間なのだ。

昨日、車で下見していたので、コースの大体の按配は分かっているのだが、車と自転車はやっぱ違う。
いつもなら坂に差し掛かると「ヒャッハー」と上り始めるken2さんだが、きょうは違う。
わしとほぼ同じペースで淡々と坂を上がっていく。
わしも同じペースで淡々とシッティングで坂を上がっていく。
互いに会話がない。

心拍はほぼ140台で安定している。
北の原まで8キロ続く上りなので無理はできない。
疲れているので、視線が下を向いてしまう。
坂の先を見ると「まだ続くのか」とうんざりする。
谷間を突っ切る橋やトンネル。
雄大な風景の中を豆粒のような自転車が動いてゆく。
世の中にはわしを含めて、物好きな人が多いのじゃな~。

速い人には抜かされるし、抜かさせてもらうこともある。
抜くとなんだかうれしいのよね~。
よっしゃ!わしすげえって感じで。
ただ抜いた人にその後、別の場所で抜かされたりするのはよくあること。

三瓶の温泉街に入る交差点に到着。
左折して、急坂を上っていく。
速度が一段と落ちる。
はうようにして歩を進める。
温泉街に到着。
きのうの公衆浴場の前を通る。
消防署前の坂を上る。
平坦地だ。

ここから連続撮影でお送りします。




キタ=====!!



三瓶山、ドーン!

着いた~~。西の原に。
勝ったぞ!三瓶の坂に。わし自身に!

三瓶よ!私は帰ってきた!


撮影・ken2さん

高原らしい広々とした草原と三瓶山とに再会する。
自転車が最高に似合う風景だ。
ken2さんは出し切ったらしく、安堵の表情が。

いやいや、まだ残ってますから。
最後のぐにゃぐにゃが。
まあ、今は勝利に浸っていよう。
西の原で撮影のために一服。


ken2さんは疲れ切っています。
広々とした草原をバックに記念撮影を楽しむグループもいて、ほんといいとこ。

さあ、ラスボスに倒されに行こう。
えげつない坂道君たちが待っている。




つづく

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