2014年5月22日木曜日

石見グランフォンド2014 その9(完)

ken2さんとダウンヒルを始める。
眺めのいい場所があったのでパチリ。



ken2さんもすっかり復活したようだ。
そのそばをみんな猛スピードで駆け下りていく。

わしたちも再スタート。
40~50キロでかっとんでいく。
もう最高に気持ちいい。
先日の浜田往還ダウンヒルでの経験があるので、無理はしないけど。
耐えに耐えて貯めこんだ位置エネルギーがすごい勢いで消費されていく。
三瓶山に上ったものだけが許される超ぜいたくな浪費だけの時間。
本日2回目のヒャッハータイムです。

三瓶ダムの横を通り過ぎる。
ところどころに上り返しがある。
でも三瓶を克服したわしらには全然問題ないし。
ken2さんから「え、今の坂でしたっけ?」なんて上から目線の発言も飛び出す。
もう、すっかり回復してるし(^_^;)


三瓶川沿いの快走路に出た。
もう速く走る必要ないのにペダルを回して40キロ以上出してかっとんでみる。
ああ、満足ぢゃ。



ken2さんもアタックをかけてわしを抜かす。
ええで、ええで、何しても。

でもゴールは一緒だぜ。
抜け駆けはなしよ。

大田市内に入った。
三瓶川沿いから右折して、会場に東進する交差点に差し掛かる。

この交差点は140キロ、190キロコースと200キロコースが最後に合流する場所。
ken2さんはここで、200キロを走ってきた人たちに羨望のまなざしを送っていたとか。
今や、その羨望のまなざしを注がれる立場にある。
感無量(のふり)のken2さん。



おいらは初めてだから、わかんないや~(^_^)/
大田の田園地帯を抜けると、夕陽に照らされた海岸が見えてきた。

ゴールだ、ゴールだよ。
とろとろと走って、ゴールゲートをken2さんとくぐる。
時に午後545分ぐらい。

大田よ!私は帰ってきた! ←本日2回目のガトー少佐

受付を済ませる。
200キロのちっちゃな赤い完走証をもらう。

完走証はおまけみたいなもん。
完走したという証は何よりもわしの心と体にしっかりと刻み込まれた。
ほかに何もいらない。
それだけで十分だ。


よく走った。ほんとに。
やり遂げた。
なすべきことをなした。

きょうはもうこれでいい。
きらきらとした深い満足感、心地よい疲労感が全身を覆い、毛穴から零れ落ちてきそうなほどだ。
これで明日から頑張れる。
生きていける。
本当にいい休日だった。




走行距離195.7キロ、所要時間10時間38分、走行時間8時間6分。
平均時速24.1キロ、平均ケイデンス79、平均心拍数133BPM


今回の石見グランフォンドを企画運営されたサイクリストビューのみなさん、協力されたボランティアのみなさん、応援してくれた沿道のみなさん、一緒に声を掛け合って走った参加者のみなさん、広島からの一人モノを温かく迎えてくれたTBCのみなさん、Medeical Fortのみなさん。
そして、休みが合えば一緒に走り、最後の三瓶山を一緒に登ってくれたken2さん。参加を許してくれた家族も。
完走できたのはみなさんのおかげです。本当にありがとう。


さあ、来年に向けてペダルを回そう。
ゴールを再び迎えるために。

おわり


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