2014年5月5日月曜日

浜田往還 その5(完)

まずお詫び。今回は写真3枚しかありません。
しかもブレブレばかり。
疲れていて撮るのを忘れていました(^_^;)

三坂峠を上る。
ダラダラとしたつづら折れがひたすら続いてく。
峠と名乗るなら、もっと気合をいれてかかってこんかい!とも思うが、疲弊した状態ではそんなことを考えることもなく、ただべダルを回すだけのシンプルな存在と化す。
おう、三坂峠のピークぢゃ。洞門になっている。

さらば島根県。
先行者に一生懸命ついていく。




トンネルを抜けると、広島県。
GPSによる標高は約590メートル。
往路の大佐山が714メートルだったので、100メートル以上低い。
勾配もそれほどきつくないので、なんとか上れた。

ここからダウンヒルだ。
40キロ前後でかっとんでいく。

午後4時に大朝町のセブンイレブンに到着。
出発から10時間が経過している。
メンバーのタイヤの調子が悪い。
さっそくサポート車から替えホイールの提供があった。
う~ん、心強いなあ。
30分間休憩の後、出発。
国道261号を南東へ下っていく。
快速トレインについてペダルをこぐ。

と、サイコンがGPSの電波を捕まえていないことに気づく。
道ばたに自転車を停めて、電波を捕まえるのを待つ。
2,3分かかったかな。
ようやくキャッチしたので、先行車を追う。

軽い峠を上る。
うわ、全く追いつけない。
みなさんかっ飛ばしていたからなあ。
45キロ走ったところで、ようやく2人に追いつく。
1人は午前中、大佐山への坂を一緒に上ったYさんだ。

実はこの辺、危うかった。
コースは千代田で国道261号から左折し、土師ダム方面へ向かう。
ぼく1人だと、まっすぐ国道261号を進んでいたかもしれない。
それでも広島には帰れるのだけど、たぶん思いっきり心細かっただろう。
追いつけて本当に良かった。

Yさんも初参加ということなので、途中までもう一人の方に道案内してもらった。
「ここからなら大丈夫ですよ」ということなので、Yさんと先行させてもらうことに。
お世話になりました。ありがとうございました。

Yさんと30キロ前後で巡航。
左手に土師ダムの湖水を望む。
道路脇にサポートカーのみなさんが立っていて、手を振って励ましてくれる。
いやあ、本当にうれしい。
応援は人の力になるということをつくづく実感した。

Yさんが時折「先に行ってください」とおっしゃる。
当方も先を急げるだけの体力はない。
むしろ一緒に走ることがぼくの力にもなっているのだ。

国道54号に合流する。
さすが幹線道路。車が多い。
しかも上根峠に向かって、微妙に上っている。
Yさんに先を牽いてもらう。

この辺、ついていくのがやっとの状態だった。
上根峠はバイパスではなくて、旧道を下る。
車が少なく、超快適なダウンヒルだ。
Yさんは土地勘がないとのことで、ぼくが先を行く。
元安佐北区住民にはとって、可部周辺は勝手知ったる道だ。
大林のヤマザキパンの工場、ガラスの里を過ぎて、可部の街中に入る。

実に車が多い。
午後6時過ぎに可部のセブンイレブンに到着。
ようやくここまで来た。
「広島よ!私は帰ってきた!」

最終走者が到着し、サポートカーも勢ぞろい。
ああ、どうにか走りぬくことができた。
本当にお世話になりました。
6時半に解散。

ただし、まだ自宅への帰路が残っている。
最後のゼリーを飲み干し、ハチミツを吸う。
補給にはハチミツが効く、と聞いていたのでバッグに忍ばせていたのだが、ようやく日の目を見たよ。
集団で太田川沿いを緑井周辺まで南下する。
夕暮れの風景。懐かしい道。
もう一踏ん張りだ。

緑井で集団と分かれ、一人で安川沿いを西へ上る。
走り慣れた通勤ルートなのだが、やけに長く感じる。
午後8時、自宅に到着。疲れた。ほんまに。
でもなんとかやり遂げた。

213.9キロ、Avg24.3キロ、平均ケイデンス74、平均心拍数128
これだけ走ってアベ24.3キロはぼくとしてはできすぎ。
みなさんに引っ張っていただいたおかげだ。

あんまり食欲はなかったが、夕食は残さず食べた。
これが明日へのエネルギーになるだろう。
ゆっくりと風呂に入ってマッサージ。
晩酌をし、就寝した。

1月にしまなみ海道を走破した時は、またズレが発生したが、今回はなかった。
これはチームジャージのビブショーツのパッドがしっかりとしていたためだろう。
やるなWaveOne
ひざの痛みもなかった。
軽めのギアに入れ、ケイデンスをあげるよう心がけていたからかな?

Facebookを見ると、翌日に回復走をされた方が多かったようだ。
確かに2日後に自転車に乗った後は脚が軽くなった気がした。
次回はやってみるかな。

今回のライドで、多くの人と一緒に走ることができた。
会話は交わせなくても、脚を揃えて走るだけで一体感が持てるのが自転車のいいところだ。
速い人、強い人の走り方も近くで学んだ。
シフトチェンジのタイミングや手信号の出し方、声のかけ方なども参考になった。
これは単独走では分からない。参加してよかった。

このステキなイベントを企画運営し、参加するチャンスを与えてくれたすべての皆様に感謝します。
本当にありがとうございました。

さ、次はどこへ走ろう?
(完)

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