田園を突っ切ると前半の山場である日桜ロードが左手に見えてくる。
「おかもっち、あれを上るんだよ」
「マジですか。道が山の上まで通っています!」
おれたちの戦いはこれからだ!
いきなり、まずまずの急斜面。
昨年開通したばかりの新しい道だけに、完全2車線で路肩も広いし、舗装もいい。
この上りは標高差400メートル、距離5.7キロ、平均勾配は7%といったところ。
有名なベタ踏み坂こと江島大橋(鳥取・島根県)が6%ぐらい(走ったことないいけど)なので、それより若干きつい。
談笑しながら、ペダルを回す。
そう、談笑しながらだ。
まだまだ先は長い。
ゼエゼエまで追い込まない。
若干余裕のあるハアハアぐらいに抑える。
眼下に桜江の田園風景。
そして上ってきた道が見える。
「バルス!」
お約束の会話を交わして、さらに足を回す。
なんちゃってピークを通過。
ちょっと下って、真のピークへ再び上る。
ピーク直前では、参加者さんがハーモニカを吹いて、われわれを応援。
到着!先行したken2さんが写真を撮ってくれたよ。
撮影・ken2さん |
撮影・ken2さん |
みんながそろうのを待って日和側へダウンヒル。
日本で最長の農道トンネルだそうな。
え、今走ってんの農道だったの?
トンネルは長い。
だんだん肌寒くなってくる。
はよ、終わらんかなあ。
正直、長すぎて困る。
ウインドブレイカーを羽織った方がよかったなあ。
トンネルを抜ける。日差しがぬくい。ビバ!太陽!
邑南町の中心部に出た。
そうだった。去年はこの周辺は一人旅だったのだ。
あれはきつかった。
風向きも悪かったし、消耗したのを覚えている。
ことしは仲間がいるので、問題ない。
いくつかの上り下りをやっつけて、国道261号に出る。
断崖絶壁の絶景。
断魚渓だ。
短い坂を登り切ると断魚渓の第4CP(77キロ)に到着した。
時間は午前11時10分ごろ。
ここまでの所要時間だけど、昨年は3時間18分で、ことしは3時間54分。
昨年より30分以上遅い。
がんばっていたつもりなんだけどね。
お昼にはちょっと早いが、ここが昼食会場になる。
いただきまーす。
メーンはなにやら丼。←覚えていない。
豚とごぼうの甘辛煮と、わさびとろろの丼。
豚汁も一緒だ。
甘くて辛いのって肉体労働者(働いていないが)にまさにベストフィット。
おいしゅうございました。
そして、ここのトイレで第2の軽量化をコンプリート。
われわれは後半の戦いに突入するのだった。
つづく
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