はすみ文化プラザを出発したわれらMCR&TBC混成カルテット。
ウメさんによると「ここからの戸河内峠が厳しいです」とのこと。
そういえば昨年、カエル坂の後に坂を下った気もするなあ。
STRAVAによると、2.7キロで188メートル上る。斜度は7%。
だが暑いッ!
太陽は天空高くにいたり、光をさえぎるものはなし。
ハアハアペースのはずなのに、息はゼエゼエ。
頭もボーっとする。足が動かんわい。
でもここで足は止められない。
足を止めたらそれこそ「じゃあ、私たち何のために走ってきたの!?」
ってことになる。
ken2さん、おかもっちさんはスルスルと前へ。
あれれ?
ありゃりゃ。
ちょっと待ってくれ~~い!
ボロボロになりながらなんとか切り通しのピークに到着。
おかもっちをケアするどころじゃないわ。
ここで回復しないと。
おや?一瞬だけ「天空の駅」が見えた。
そうだった昨年はあの下を通過したのだった。
すごいぞ。あの駅は本当にあったんだ。
下り区間を終え、江の川沿いに出る。
ここからはほぼ平坦だ。
足もちょっとは休まった。
右岸から左岸へと渡る。
ここへ来て、新たなモンスターがわしらパーティーの前に立ちはだかった。
ここへ来て、新たなモンスターがわしらパーティーの前に立ちはだかった。
風だ。
道端の幟がけっこうはためいている。
逆風は体力を削るが、心も削る。
単独ライドだと凹む。
だが今は心強いパーティーがいる。
江の川沿いを進んでいく。
前にいいグループがいると、つかしてもらって、ちょっと足を休める。
そして、前に出て行く。
時折、サポートバイクが回ってきてくれて粕淵までの距離と午後3時35分の関門タイムまでの残り時間を教えてくれる。
距離は減らないのに、時間ばかり減っている気が。
風がさらに強い。
下ハン持ってもがくしかない。
「25キロで大丈夫だよね」
ken2さんと確認しながら回す。
橋を渡り、再び右岸に戻る。
この辺りまでくると、ほかの集団と一緒になって、大集団になった。
ペースが合いそうな人を見つけてフォローする。
ふと、前を走っていた、おかもっちが右手をくいくいと動かし「前に出ろ」という。
「ん?どうしたん?」
「いや前の人が汗臭くて・・・」
「・・・」
って、わしが被害者の場合はええんかい!
午後3時15分、わしたちは第6CP(160キロ)の粕淵カヌーの里に滑り込んだ。
三瓶制限時間の20分前だ。
どうにか間に合った。
昨年より10分遅いが間に合った。
ことしもこれで三瓶に上れる!
つづく
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