2015年5月18日月曜日

石見グランフォンド2015 その7

はすみ文化プラザを出発したわれらMCRTBC混成カルテット。
ウメさんによると「ここからの戸河内峠が厳しいです」とのこと。
そういえば昨年、カエル坂の後に坂を下った気もするなあ。
周囲の人も「ギザギザ坂」とか「Z坂」とか言ってるし(^_^;)



STRAVAによると、2.7キロで188メートル上る。斜度は7%。
サラ足ならなんてことはない(はず)の坂だが。



だが。
だが暑いッ!
暑いのぢゃ!




太陽は天空高くにいたり、光をさえぎるものはなし。
ハアハアペースのはずなのに、息はゼエゼエ。
頭もボーっとする。足が動かんわい。
でもここで足は止められない。
足を止めたらそれこそ「じゃあ、私たち何のために走ってきたの!?
ってことになる。
「男の戦い」はつづく。



ken2さん、おかもっちさんはスルスルと前へ。
あれれ?
ウメさんも前へ。




ありゃりゃ。
ちょっと待ってくれ~~い!



提供・サイクリストビュー

提供・サイクリストビュー

と、いう内心はそういう情けない場面なのですが、実にかっこいい写真をありがとうございました!




ボロボロになりながらなんとか切り通しのピークに到着。
あああ、づかれだ。


撮影・ken2さん

こりゃ、やばい。
おかもっちをケアするどころじゃないわ。
まず自分をなんとかしないと。


あへ~~

ここから第6CPの粕淵までの約40キロは、ほぼ下りないし平坦基調。
ここで回復しないと。
ということで後ろ目の付き位置で休ませてもらうことに。







おや?一瞬だけ「天空の駅」が見えた。
そうだった昨年はあの下を通過したのだった。
すごいぞ。あの駅は本当にあったんだ。





下り区間を終え、江の川沿いに出る。
ここからはほぼ平坦だ。
足もちょっとは休まった。


右岸から左岸へと渡る。
ここへ来て、新たなモンスターがわしらパーティーの前に立ちはだかった。
風だ。
向かい風だ。


撮影・ken2さん


道端の幟がけっこうはためいている。
逆風は体力を削るが、心も削る。
単独ライドだと凹む。
だが今は心強いパーティーがいる。
ken2さんとわしが中心になって先頭交代しながら、進んでいく。



江の川沿いを進んでいく。
前にいいグループがいると、つかしてもらって、ちょっと足を休める。
そして、前に出て行く。
時折、サポートバイクが回ってきてくれて粕淵までの距離と午後335分の関門タイムまでの残り時間を教えてくれる。
距離は減らないのに、時間ばかり減っている気が。


風がさらに強い。
下ハン持ってもがくしかない。
25キロで大丈夫だよね」
ken2さんと確認しながら回す。

橋を渡り、再び右岸に戻る。
この辺りまでくると、ほかの集団と一緒になって、大集団になった。
ペースが合いそうな人を見つけてフォローする。

ふと、前を走っていた、おかもっちが右手をくいくいと動かし「前に出ろ」という。
「ん?どうしたん?」
「いや前の人が汗臭くて・・・」
「・・・」


って、わしが被害者の場合はええんかい!
ほんとにこの男はもう(^_^;)


撮影・ken2さん

午後315分、わしたちは第6CP160キロ)の粕淵カヌーの里に滑り込んだ。
三瓶制限時間の20分前だ。
どうにか間に合った。
昨年より10分遅いが間に合った。
ことしもこれで三瓶に上れる!



つづく

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