2015年5月8日金曜日

浜田往還2015 その5(完)

広島県と島根県境の三坂峠。
斜度は5%程度。
それが約4キロ続く。
正直たいしたことのない坂なのだ。
近所の不明峠のほうがよっぽどキツイ。
けど、消耗しきった今のわしの足には実にこたえる。
秘密兵器の漢方も使い果たしてしまった。





だましだまし、足を回して高度を稼いでいく。
みなさん頑張っている!


と、そこにサポートカーに乗ったおかもっちが。
にこやかな笑顔で「たっかんさん遅いですよ~~」
ががががが、君は何を言っておるのだ!
思わずその瞬間だけ、体感スピードが2キロは上がったね。
実際は上がらなかったけど(^_^.)


とにもかくにも、無理はなし。
ってか、無理は無理。無理無理無理~~~。
いくつかの九十九折りを消化して、なんとか山頂の覆道に到着。







キター!!広島県だ。
島根は広かった。
特に浜田市が広かった。
ここからはダウンヒル。


日が翳ってきたので肌寒い。
けどウインドブレーカーを羽織るほどではない。
大朝に向けてマイペースで下っていく。
左右に広がる田園風景がのどかだ。
その中をヒイヒイいいながら走るわし。
あほやなあ。


大朝のセブンイレブンに到着。
むすびを二つ体内に投入!燃えてくれよ炭水化物!
脚がやばいので、先回りしたおかもっちにマッサージしてもらう。
さ、もう一踏ん張りだ。


次の目的地は可部。
ここからはTAJIさんのお薦めで、上りがほぼゼロと言う川沿いの道を、千代田に向かって進む。
定番の国道261号よりも若干遠回りだが、アップダウンがないのがいい。
この道はほんまに気持ちいかった。


当初は第一集団についていったのだが、みんな3040キロ前後でかっとんでいく。
さすがにわしの脚では追走は無理。
あきらめてTAJIさん率いる第2集団の6人とトレインを組んで走った。
それでも30キロ前後だから、結構いいペースだ。
時折、先頭交代しながら、千代田へ向かう。
無理せず、足を回す。
いい感じで走れている。
ホンマに上り坂成分ほぼなしだった。


千代田の分かれに到着。
第一集団は上根峠までの最短ルート(ステキな峠あり)を選んだようだが、われわれは冒険はせず、安定の土師ダム沿いのコースへ。
ここは自転車で3回目だ。
この辺りからライトを点け始めた。





国道54号に出た頃は、ほぼ日が落ちていた。
頼もしいTAJIさんの後姿。



途中のコンビニで一息入れて、いよいよ上根峠だ。



ここまでくると思う。
もう着いた、と。
実際には、まだ30分はかかるのだけど。


上根峠の快走ダウンヒルをこなす。
可部の街中へ向かう。
着いた。セブンイレブンだ。

撮影 ken2さん


ことしも言わせてもらいます!
「広島よ!私は帰ってきた!!」と。
先行組のken2さんと合流。
健闘をたたえあう。
おかもっちはすでに到着し、自宅に向かっているとのこと。
みなさん本当にお疲れ様でした。


今年のわしの浜田往還はここで終了。
13時間半の旅は終わった。
走行距離215キロ。
移動時間9時間15分。
平均時速23.3キロ。


ここからはおかもっちの車で自宅まで送ってもらうのだ。
西風新都の坂を上らなくてもいいと思っただけで顔がほころぶ。この状態では。
みんなと健闘をたたえあう。
本当にありがとうございました。
なんとか完走できました。
今までなかった足攣りもなんとか克服したし。


本当によかった。
今回のライドで一緒に走っていただいたすべての人に感謝です。
みなさんと走れたから、こうして広島に無事に帰ってこれた。
本当にありがとうございました。
またよろしくお願いします。


この後、わしらおかもっちの車で、ken2さんを自宅まで送り、その後、広域公園前の周一へ。
おかもっちはつけ麺の500グラムを完食。
わしは普通のラーメンをいただいた。
体に染み入る一杯だった。



さあ、次はどこを走ろうか。
って石見グランフォンドじゃん。うひゃ~~。



おわり

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