2015年5月17日日曜日

石見グランフォンド2015 その6

次の目標は第5CP113キロ)のはすみ文化プラザだ。
さっきのCPは第4なので、第3を抜かしたことになるが、第3はミドルコース専用なのであった。
断魚渓から川本の町へと北上する。
江の川の中流域の広々とした風景が気持ちいい。
川本からは南東方向へ進路を替える。



この辺で、福山の有名チームさんとご一緒に。
同じ色のウエアが10台以上揃って走ると目立つし、かっこいい。
この日開幕したグランツールのジロ・デ・イタリアを走っているような気分になる。
気分だけね。


おかもっちは「かっちょええ、ティンコフサクソみてえ~~」と興奮しっぱなしだった。
思わず付いていこうとするのを「まあまあ待ちんさい」と手綱を引く。
向こうは、よく走っているみたいだし、付いていっても足を使うだけ。
無理は禁物です。


川本からは約8キロ、だらだらとした上りが続く。
正午前後だ。
日差しが強いので、消耗してくる。





田植え直後の水田が日差しを反射する。
いい季節だ。いい風景だ。
そうだよ。わしたちはこんな風景に会いに来たのだよ。




本格的な上り区間に入る。
ただ傾斜はさほどではない。
適度な九十九折りが続き、木々が頭上を覆うので快適に走れる。
初夏の風が気持ちいい。最高だ。



わしらと足を揃えて走っているken2さんに「先に行ってもいいよ」と声をかけるのだが、「いや、まだここは脚を使うところではありませんから」というクールな答え。
ん?いつもは、坂を見れば、子犬のように駆け出していくはずなのに。
ken2さんは昨年夏からずいぶんと強く、速くなった。
筋トレを取り入れ、坂だけでなく、平地でも速くなっている。
そのken2さんが慎重になっている。
完走こそしたものの、後半悔いの残る走りをした昨年の大会。
そのリベンジをしようと、心中期するものがあったのだろう。



おかもっちも調子はまずまずみたいだ。
今回の前哨戦だった4月の浜田往還では無念のDNF
その後、深夜勤務でも自転車で帰宅するなど地道に鍛えていたようだ。
ここまでも無駄な足をできるだけ使わないように声をかけている。
スプロケが28Tで、わしの30Tより重いせいか、回すのではなくて、強引にダンシングで上ろうとするんだよね。
しかも休むダンシングでなく、足の力をつかうダンシング。
これだと後々響く。
まあ落ち着いていきましょうで。



TBCのウメさんが「そろそろピークですよ」と教えてくれる。
さすが地元ライダー。
風景で己の位置が分かるとは。
トンネルに到着。
ここでようやく川本町は終了。
さきほどの福山のチームのみなさんも足を休めていた。




わしらは休憩もそこそこにダウンヒル開始。
邑南町に突入だ。




ここからほぼ下り基調の道を進む。
思ったよりあっさりと午後110分、第5CP113キロ)の、はすみ文化プラザに到着した。



あれ?昨年と違って北から入らなかったか?
それに昨年は、はすみ前に一山厳しいのがあったよね。
なんか違う。
どうやら、この周辺はコース変更されていたようだ。
と、いうことは…




はすみでは冷やしぜんざい、ホエードリンクをいただく。
ぜんざいには、塩を一さじ。
これが疲労した肉体に染む。効く。


4月の浜田往還では脚が攣りまくって実に往生した。
なので今回は足攣り対策にミネラルタブレット「2RUN」を持参。
出発前と昼食時に食べた。
これが効いたのか、ここまで足攣りゼロ!
切り札である芍薬甘草湯の出番もない。
これは良かった。


コースは半分を過ぎた。ああ実に気持ちいい!



ソイジョイで小腹を満たして、まもなく再スタート!
しかし良かったのはここまで。
日桜ロードでの「バルス!」が効いたのか、ここからがしんどかったのだった。
エヴァでいうと「Q」、イデオンでいうと「発動篇」だったのだ。

まぢですか!




つづく

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