2015年8月12日水曜日

灼熱の初ブルベBRM725広島300km日御碕 その8

大田のPC3で昼休みだ。
ここは体調を考えて、ゆっくりと休んで昼食を取ろう。
冷やし中華、コーラ、水2リットル、氷500グラムを購入。
日陰に陣取ってほかの参加者さんと一緒に休む。
さすがにみなさんお疲れのようで。


Facebookをチェックしていると、石見グランフォンドで苦楽を共にした地元在住のガッキーⅡさんことウメさんが応援に来てくれるとのこと。
おお、それはうれしい!
次の通過チェックになる石見銀山で待ってくれるとのこと。
時計を見て「1時過ぎになりそう」と書き込み。
頑張ってたどりつかなくては。
冷やし中華をコーラで流し込む。
200キロ走ったが、幸い食欲は落ちていない。
これならなんとか走れる。



ボトルの水を足や手にかけて冷やす。
が、ゆだっているので、爽快感はない。
氷をボトルに移し変える。



さきほどの前走者さんことTさんは首筋に氷を当てて冷却。
血管が集まる場所を冷やすと効果があるとのことです。



尻に根が生えないうちに灼熱の路上へと再スタートする。
太陽は中天にいたり、頭上から容赦なく照りつけ、足元のアスファルトからは熱風がもあ~と遠慮なく立ち上る。
だが、わしを待っている人がいるなら進まざるを得まい。
視界のチラチラもなくなったし。




大田の市街地を離れ、石見銀山へと向かう。
ここは石見グランフォンドで走った道そのもの。
さすがに3回目なので覚えている。
しかし今回は暑さと南西風がプラスされ、もっとも厳しく感じる。
道の両側の木々も緑の色が濃い。


えっちらおっちら走っていると、軽自動車が横についた。
「はよ~ぬかんさかな~」と横を見ると「ウメさんじゃ!」

撮影・ウメさん
いやあ、うれしかったなあ。
「もうすぐなので、大森で先に待っていますね」
とのこと。
もうちょっと頑張るぞ!
ペダルを回す足にも若干だが、力が入る。
石見銀山トンネルの手前で右折する。


大森の町に入っていく。
江戸時代から続くのであろう、木造の年期の入ったシックな建物が続く。
いい町並みだ。
銀山で栄えた往時をしのばせるな。
ブルベじゃなかったらゆっくりと歩いて見て回るところだけど。



せめてペダルをゆるゆると回し、写真を撮りながら進もう。
家々の軒先にかかる影が濃い。



レンタサイクルの観光客が通り過ぎる。
不審者を見る目で見られている気がするのは自意識過剰ですか?


eTrexさまのお導きによって、コースミスすることもなく、204キロ地点の第4PC石見銀山駐車場に到着した。
3PCからは10キロ足らずだったけど、遠く感じたなあ。
時間は午後1時前。

撮影・愚弟さん


撮影・23malさん

他の参加者さんが木陰で休んでいる。
向こうのほうにはゆるキャラのきぐるみも。
中の人、わしらに負けず劣らず過酷じゃ。


そして、ウメさんも待っていてくれた。
仕事を抜けて、応援に来てくれたのだ。
わしよりも速いお方も応援されたとかで、長らくお待たせしました!


遠方の地で知った人に会うのが、これほどうれしいとは。
特に今回は単独参加で孤独に走っていたので、うれしさが増す。


さらにうれしいサービスが。
スタッフの差し入れだ。
冷やしたミカンやブドウ、トマトが実にウマい。
甘さが細胞の一つ一つに染み入る。



そして、AJ広島謹製のエマージェンシー冷却装置降臨!
ウメさんに頭からドバーとぶっかけてもらう。
よっぽどフォトジェニックだったのね。わし。
さまざまな角度からぶっかけシーンをお楽しみください。



撮影・愚弟さん

撮影・カタヤマさん


これでかなり冷却できた。
涼しくなった。
クールダウンできた。
猛暑だったけど、積極的に掛け水をしていたので、何とか熱中症にならずに済んだのだろう。


後続のTさんも頭からドバー。
わしより長時間かけてもらっていました。
これでかなり生き返ったのでは。


ありがとう。ウメさん。
元気をもらった。
これでまた走れます!


ウメさんにお別れのあいさつをして出発。
残り96キロ。
前に進もう。


つづく



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