2015年8月17日月曜日

灼熱の初ブルベBRM725広島300km日御碕 その10

両国トンネルを過ぎ、広島県側に入ったと思ったら、247キロ地点で赤い橋を渡る。
再び島根県側に戻る。



邑南町口羽の集落に入る。
この先、山道になりそうなので、JAのスーパーの自販機でジュース補給する。
小銭が頼りないけど、ここは奮発してコーラ(だったかな?)を買った。
先ほどのベテランコンビさんも到着する。


これから山岳地帯だ。
しばし、一緒に走らせてもらった。


谷沿いの1車線半ほどの道。
とろとろと上っていく。
山間の道なので日陰になることも。
さすがに熱波は和らいできた。


まず一つ目の峠をパスする。
ログを見るとここは標高260メートル程度だ。

ここはお二人と一緒のペースで上れた。
この峠で再び広島県側に戻る。
安芸高田市だ。

撮影・カタヤマさん

撮影・カタヤマさん

撮影・カタヤマさん

写真を撮っていただいてありがとうございました!


これなら行ける!と根拠のない自信を持ちかけたところに、いよいよ今回のクライマックスがやってきた。
川根原山連絡農道である。
20136月に開通したばかりの道路らしく、路面は非常にきれい。
だが、新しい道路特有のゆるやかなRで、先の見通しがいいという設計。
斜度は10%はいかないにしても、結構ある。
結構心折れる坂なのだ。
ログを見ると、150メートル地点から4.1キロかけて標高383メートルまで上がる。
トータルでみると5.7%の坂なのだが実に辛かった。



序盤からまずループ橋の先制パンチをくらう。
ベテランコンビに付いていこうと思っていたのだけど、ループ橋以降のなんが~~い坂で、徐々に遅れてきた。 


わしはシッティングで淡々と回すだけ。
だが、お二人は時折、ダンシングも交え、速度を維持しつつ、上っていく。
どんどん二人の姿が小さくなっていく。
ああ、こんなもんよねえ。







カナカナカナとヒグラシが鳴く。
夏の午後だなあ。
また一人だ。ぼっちだ。




このペースでなら、制限時間は間に合うと思う。
淡々と進む。進むしかない。進まないとゴールにたどり着かない。


ここの上りは本当に長かった。
etrexをにらみながら、ただただペダルを回すだけ。
初めての峠だから目安もないし。




標高が高くなるにつれ、それなりに景色も広がってくる。
空が広くなってくる。
ようやく峠の最高点にたどり着いた。
しばし下る。



また撮影してもらいました!
ありがとうございます。
こんな山の中で。
人里離れた場所で、スタッフを見かけると本当に心強く感じた。


安芸高田市高宮町へ下る。
田園地帯。
わしは機械になって淡々と走るだけ。
上ったり下ったり。
田んぼの中を走ったり。
記憶がこの辺、あんまりありません。
機械に余計な感情は不要なのだ。


お、そういえば右手に「たかみや湯の森」という温泉施設があったな。
来年のAJ広島のブルベはここを発着点にするのが、いくつかあるとか。
ブルベが終わった後に風呂は入れるのは正義だと思う。


とろとろと走る。
時速はもう20キロ前後だったかなあ。
その後、下り坂もあったみたいだけどよく覚えていないし(^_^;)


国道54号を渡る。
しばらく進み、甲田の街を行く。
甲田町のセブンイレブン甲田町高田原店に到着した。
PC5である。279キロ地点である。
あと20キロちょっと。
ようやくここまでたどり着いたのだ。




つづく。

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