2015年12月31日木曜日

江田島・倉橋島 忘年ライド その3(完)

そう、絶景だったのだ。



山頂への道には階段があり、それほど険しくはない。




途中、岩肌が出ている場所があったが、慎重に歩けばSPD-SLでも大丈夫かな。
10分ほどで山頂に到着。
標高差約50メートルぐらいだから、近いなあ。



おおぅ!
瀬戸内海が一望だ。
これは素晴らしい景観。
気持ちいいなあ。
山頂には大きな岩がデーンと。



ロープや梯子がかけてあり、登れるようになっている。
バリさんと行ってみた。





これは絶景。
絶景だが、怖い!
岩肌はツルツルなので、足を踏み外したら、滑り落ちてしまう。
へっぴり腰で立ち上がる。



空と海を独り占めした気分だ。
ただ足がヒューってなるので、すぐ座る。


いい眺めだった。
この岩はSLじゃあ無理じゃなあ。
SPDシューズでよかったわ。


先ほどの駐車場に戻る。
改めて見ると、こんな看板も。
ダッシュ島って書き加えてあるのが笑える。


さ、下りましょう!
ケーキさんは体が冷えたみたい。
お待たせして申し訳ない。
坂を下る。
下りる時でも傾斜がきついと感じる。
相当な坂だわ、ここ。


火山を下りる。
暑かったので脱いでいたウインドブレークタイツを再び履いた。
路地を抜けてきた集落をパスする。
寄ってみたいお菓子屋さんがあったのだけども、すでに閉まっていた。


倉橋島から江田島に戻る。
帰路は江田島の第一術科学校を左手に見ながら、切串港へと向かう。
江田島青少年交流の家の横を抜けて、海岸沿いを走る。
だんだん日が傾いてきた。
雲も多くなってきた。
肌寒くなってきた。


夏にも立ち寄った撮影ポイントに到着。
東屋ができていた。
時間が若干早いので、夕日はまだまだだった。





順調に走って、宇品行きへの切串港を過ぎ、天応行きへの切串港についた。
フェリーの時間がしばらくあるので、妻子へのお土産に殻付きカキを購入。




1100円で15個入りでリーズナブルじゃね。
帰ってから、おいしくいただきましたよ。



フェリーであっという間に天応に帰還です。


今回もいいライドでした。
カキにミカン。やっぱり、江田島は冬に限る。
そう意を強くした一日でした。
ケーキさん、バリさん、ありがとうございました。


また来よう、っと。



おわり。

2015年12月30日水曜日

江田島・倉橋島 忘年ライド その2


瀬戸内の海は実に気持ちいい。
飯を食べたら、いい風景が待っている。
楽しみだ。

倉橋の集落を抜ける。
お店に到着!
「かず」というこの店、向かって右側が日本料理屋さん、左側が喫茶店になっている。
中で厨房は共通しているというユニークなつくりだ。
わしらは喫茶部にご入店。
結構にぎわっており、わしたちが食事している間も、お客さんが途切れることはなかった。



わしとバリさんはカキ丼850円をオーダー。
ケーキさんはここまできて、唐揚げ定食。
カキ丼は親子丼のカキバージョンだ。
ぷりんぷりんの大粒カキが四つ入っていた。
おいしゅうございました。

そうそうカキうどんもいいらしいよ。




ちょっとばかし走って名勝の桂ケ浜へ。
きれいな砂浜が広がっているのだ。
そばには日帰り温泉もある。


砂浜に出た。
海面がキラキラと光っている。
きれいやなあ。



撮影・ケーキさん

広島の人は、海って南にあるもんだと思っているから、この風景は当たり前だけど、そうでないt地方もある。
太陽はぽかぽかと暖かい。
自販機で買ったコーヒーを飲む。
のどかだなあ。
のんびりと昼寝でもしたい気分だ。




オヤジ3人、しばし寛いでから動き出す。
二人は近くの桂ケ浜の日帰り温泉へ向かい、トイレへ。
きれいなシャワートイレだったらしく、満足げな顔で戻ってきた。
さぁ、出発!


桂浜の集落を抜ける。
人通りが多い。
しかも喪服姿。
ああ、斎場があるのだな。納得。
来た道を戻る。


オヤジ3人衆ではあるが、平地ばかりも面白くないので、一つはヒルクライムを入れることが多い。
きょうのターゲットは「火山」である。
「かざん」じゃないよ。
「ひやま」って読むらしい。
標高は408メートルとか。



途中まで自転車でも登れるらしいので、いざレッツラゴー。
行ってみないとわからないしね。


浮気じゃなかった、宇和木トンネルの下まで上って、旧道に入る。
結構な斜度じゃね。
車が来ないのが、ありがたい。


切通しを抜けて、ちょっと下ると右へ曲がる道がある。
ここからが火山の真骨頂のようだ。


火山の裏から、北側を巻くようにして上っていく。
斜度がきつい。
STRAVAでは松原1035climbというセグメントが設定されている。
1.7キロ、標高差201メートル、平均斜度がなんと11%!
これは厳しい!


体重50キロ台のやせ形のバリさんがするすると上っていく。
体重60キロ台のわしとケーキさんは重力に抗いながら、じわじわと上っていく。
ふつう、カーブが終わると、ちょっとゆるい斜度が現れたりするのだが、無慈悲なこの坂にはそういう常識は通じない。
ただ、ただひたすら未来を信じて、脚を動かすしかない。
そう、回すのではない。
動かすしかできないのだ。


きつすぎる斜面は精神を次第に蝕んでいく。
「無理しなくて、脚ついてもいいよね~~」
「まっすぐ上らなくてもいいよね~~」
とかだ。


そうだ。まっすぐ上らなくてもいいのだ。
とういう訳で、ジグザグに上っていく。
あの娘とスキャンダルである。
あ、ジグザグハートの子守唄だった。


平均11%の坂ってのは、それほどない。
われわれの快挙を知った先輩(江田島赴任経験あり)は「え、あそこを自転車で上るの!」と絶句されていたほどなのだ。
ぜえぜえハアハア。


ようやく最後の直線だ。
先行したバリさんが激励しているのが聞こえる。
もう、何が何だかわからないよ。
ただ一緒に走るケーキさんよりは早く行きたいなあ、といやらしいことを考えて、足を必死に回す。


ここの直線は長かった。
はふ~~。駐車場に到着だ。

撮影・ケーキさん



撮影・ケーキさん


テーブルも設けられ、結構眺めがいい。
一息つく。
標高約350メートルだ。



隣のテーブルに、登山客がいらっしゃたので、話を聞く。
どうやら、もうすぐ歩けば山頂につくらしい。
これは行ってみないと!
ということで、わしとバリさんのSPDシューズ組が山頂に登ることに。
ケーキさんはSPD-SLシューズだったので断念。
しばし待っていただくことに。


では、では行ってきまーす。

撮影・ケーキさん

撮影・ケーキさん


つづく。

2015年12月22日火曜日

江田島・倉橋島 忘年ライド その1

1213日(日)
いよいよ年末である。
なので、忘年ライドである。
うちの職場が一斉に休める数少ない日なのだった。


メンツはまたもケーキさん、バリさん、わしの3人。
今回はバリさんが夜勤明け。
お疲れのところありがとうございます<(_ _)>


さて今回のライドはバリさんプロデュース。
目的地は広島の冬ライドの聖地、江田島だ。
社内のS先輩に連れられ、だいぶん詳しくなっているようで。
これは案内してもらわんと。

海と島と自転車と。
今思い返しても本当に気持ちのいい時間だった。



集合は呉の天応港。
車は近くの呉ポーの駐車場に停めるので、料金はいらない。
広島港だと1000円かかるので、これはいいかもね。




本日はSPDシューズとSPDペダルがついているメリーさんがお伴だ。
ここからフェリーで切串港まで向かう。
ケーキさんお迎えありがとうございました!
本来なら自転車料金がかかるのだが、サイクルーズパスの発行を受け、片道290円の大人料金でOK



切串港とはいっても、宇品港から渡るのとは違う港だ。
10分ちょっとの船旅を楽しむ。




さすがの日曜日、安定の江田島。
同好の士が数人乗っていた。


切串港からは島の東側を通って南下していく。
山に植わっているのは、みかん。
さすが島である。



ゆるゆると走り出す。
道はあんまり広くない。
トンネルがいくつかあるので、リアライトは常時点滅が吉である。
ちなみにケーキさん、前回の浜田ライドの反省を生かし、100円ショップで買ったリアライトを本日下ろしたのだが、いきなり根元から折れてしまったという(-.-)


なんぼ100円いうてもこれじゃあねぇ。
なぜか、道端に座っている、ぬいぐるみのミニーマウスも泣いているぞ!


しびれ峠に到着。
峠とはいっても、標高80メートルぐらいしかないので、たいしたことはない。
呉への眺望が開けているのが売りだ。




本当にいい天気で気持ちがいい。
モンベルのオレンジジャケットを着てきたが、汗ばむくらいだ。
島の東側を走り、秋月からちっちゃな峠を越し、江田島の平野部に出る。
ジャスト11時。
毎度おなじみの「豆が島」で一休みだ。

わしは、ちょっとソフト250円とおからコロッケ100円をオーダー。
小腹がすいていたので、ちょうどいい感じだった。




ここは豆腐料理だけでなく、地物の野菜やみかんを売っているのだが、強烈に安かった。
みかん1ネット100円とか、ありえんし。



一息ついた。


おや、どこかのブルべで見知った顔が。
小径のタンデム車で、子ども用のトレーラーを引く、一家4人仕様のOさんでは!
美人の奥様と坊や2人と一緒にゆるライドの予定とか。
いいですねえ(遠い目)。
気を付けて楽しんでくださんせ。


オヤジトリオは島を南下する。
早瀬大橋で倉橋島に渡る。





いつもは倉橋から呉に向かうことが多いのだが、きょうは倉橋島を南へ向かう。
メーンの道路をそれ、集落に入る。
路地を抜ける。
バリさんがS先輩に教えてもらった道だそうだ。
ゆっくりとしたペースで走っていく。
これは秘密の道を通っているようで楽しい。





街を抜けた。
海沿いから次第に峠を上っていく。
バリさんとケーキさんは先行している。
わしは後からのんびりと。


トンネルを抜けた。
目の前にきらきらと輝く瀬戸内海が広がる。



狭いわき道を通って集落に下りる。
倉橋島の倉橋の集落に到着だ。
さ、いよいよお楽しみの昼飯の時間だ。





つづく