2015年12月30日水曜日

江田島・倉橋島 忘年ライド その2


瀬戸内の海は実に気持ちいい。
飯を食べたら、いい風景が待っている。
楽しみだ。

倉橋の集落を抜ける。
お店に到着!
「かず」というこの店、向かって右側が日本料理屋さん、左側が喫茶店になっている。
中で厨房は共通しているというユニークなつくりだ。
わしらは喫茶部にご入店。
結構にぎわっており、わしたちが食事している間も、お客さんが途切れることはなかった。



わしとバリさんはカキ丼850円をオーダー。
ケーキさんはここまできて、唐揚げ定食。
カキ丼は親子丼のカキバージョンだ。
ぷりんぷりんの大粒カキが四つ入っていた。
おいしゅうございました。

そうそうカキうどんもいいらしいよ。




ちょっとばかし走って名勝の桂ケ浜へ。
きれいな砂浜が広がっているのだ。
そばには日帰り温泉もある。


砂浜に出た。
海面がキラキラと光っている。
きれいやなあ。



撮影・ケーキさん

広島の人は、海って南にあるもんだと思っているから、この風景は当たり前だけど、そうでないt地方もある。
太陽はぽかぽかと暖かい。
自販機で買ったコーヒーを飲む。
のどかだなあ。
のんびりと昼寝でもしたい気分だ。




オヤジ3人、しばし寛いでから動き出す。
二人は近くの桂ケ浜の日帰り温泉へ向かい、トイレへ。
きれいなシャワートイレだったらしく、満足げな顔で戻ってきた。
さぁ、出発!


桂浜の集落を抜ける。
人通りが多い。
しかも喪服姿。
ああ、斎場があるのだな。納得。
来た道を戻る。


オヤジ3人衆ではあるが、平地ばかりも面白くないので、一つはヒルクライムを入れることが多い。
きょうのターゲットは「火山」である。
「かざん」じゃないよ。
「ひやま」って読むらしい。
標高は408メートルとか。



途中まで自転車でも登れるらしいので、いざレッツラゴー。
行ってみないとわからないしね。


浮気じゃなかった、宇和木トンネルの下まで上って、旧道に入る。
結構な斜度じゃね。
車が来ないのが、ありがたい。


切通しを抜けて、ちょっと下ると右へ曲がる道がある。
ここからが火山の真骨頂のようだ。


火山の裏から、北側を巻くようにして上っていく。
斜度がきつい。
STRAVAでは松原1035climbというセグメントが設定されている。
1.7キロ、標高差201メートル、平均斜度がなんと11%!
これは厳しい!


体重50キロ台のやせ形のバリさんがするすると上っていく。
体重60キロ台のわしとケーキさんは重力に抗いながら、じわじわと上っていく。
ふつう、カーブが終わると、ちょっとゆるい斜度が現れたりするのだが、無慈悲なこの坂にはそういう常識は通じない。
ただ、ただひたすら未来を信じて、脚を動かすしかない。
そう、回すのではない。
動かすしかできないのだ。


きつすぎる斜面は精神を次第に蝕んでいく。
「無理しなくて、脚ついてもいいよね~~」
「まっすぐ上らなくてもいいよね~~」
とかだ。


そうだ。まっすぐ上らなくてもいいのだ。
とういう訳で、ジグザグに上っていく。
あの娘とスキャンダルである。
あ、ジグザグハートの子守唄だった。


平均11%の坂ってのは、それほどない。
われわれの快挙を知った先輩(江田島赴任経験あり)は「え、あそこを自転車で上るの!」と絶句されていたほどなのだ。
ぜえぜえハアハア。


ようやく最後の直線だ。
先行したバリさんが激励しているのが聞こえる。
もう、何が何だかわからないよ。
ただ一緒に走るケーキさんよりは早く行きたいなあ、といやらしいことを考えて、足を必死に回す。


ここの直線は長かった。
はふ~~。駐車場に到着だ。

撮影・ケーキさん



撮影・ケーキさん


テーブルも設けられ、結構眺めがいい。
一息つく。
標高約350メートルだ。



隣のテーブルに、登山客がいらっしゃたので、話を聞く。
どうやら、もうすぐ歩けば山頂につくらしい。
これは行ってみないと!
ということで、わしとバリさんのSPDシューズ組が山頂に登ることに。
ケーキさんはSPD-SLシューズだったので断念。
しばし待っていただくことに。


では、では行ってきまーす。

撮影・ケーキさん

撮影・ケーキさん


つづく。

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