2015年12月18日金曜日

浜田往還スーパーライト (下)

浜田でのお食事は安定の「ぐっさん」。
今回は新たな趣向が加わった。
それがこれだ。
内容は後述する。


前回4月の浜田往還でノドグロ炙り丼を食べて以来、ぜひ、また訪れたいと切望していたのだ。
ピークより早めについたので、店内にはスムースに入れた。
頼んだのは、ノドグロ炙り丼のごはん大盛り。1350円である。


着丼。
相変わらずうまい。
今回はノドグロのだし汁がポットで提供された。
これを丼にかけて、お茶漬け風に食べるのだそうな。
大盛りにしておいてよかった。





ケーキさんは食べるのが早すぎて、出汁が届く前にごはんがなくなっていたという。
これは哀しい。


お茶漬け風ノドグロ炙り丼も大層うまかった。
幸せなひと時だった。


食事のあとは「お魚センター」へ。
ケーキさんおすすめの赤天をゲットするためだ。
赤天以外にも、うまそうなカニやら、美味そうなノドグロやら、うまそうなヨコワやら並んでいて、非常に目の毒なのであった。





港に移動して、一休み。
バリさんたちから先ほど買った赤天をいただく。




ピリ辛の揚げた魚肉コロッケである。
お酒の当てにしたい味だった。ゴチでした。
海面は、なぜかキャベツやら、肉のパックやらがぷかぷかと浮いていて、すぐにでも鍋ができそうな感じだった。







一息ついたので、12時半過ぎに浜田漁港を出発。
さあ、広島に戻るぞ!


浜田の街中を通りすぎる。
往路と違って二段階右折の交差点が多く、手間がかかる。
帰路は国道186号を直接上らずに、う回路を行くことにする。
昨年の浜田往還で、帰路走ったコースの一部だ。
車が少ないので、気を使わなくていいのが何よりだ。
ゆるゆるとはいえ、坂道が続く。
次第に汗をかいてきた。


この日は幸いに好天で、この時期とすれば気温も高かった。
とはいえ、暑いのはかなわん。
手袋を外して、ジャージの背中のポケットに突っ込む。
素手になると多少、冷却効果がある。


せっかくの裏道も5キロほどで終わり、国道に合流する。
浜田から約10キロでトンネルがあり、標高400メートル弱の小さなピークを迎える。
ここまで約50分。
いったん下って、ここからは高原の田園地帯をじわじわと高度を上げていく。
ここからが長いのよね。



3人でダベりながらゆっくり走っていく。
時折、置いていかれながら、なんとかバリさんとケーキさんについていく。


走り始めて1時間半。
浜田市金城町波佐の集落についた。
今から大佐山への本格的な上りがある。
そろそろ一休みしますか?
と二人に提案すると、バリさん食いつく食いつく。
そろそろバテてきたらしい。



商店で、缶コーヒーを買って糖分を補給する。
と、浜田方面へ行く軽トラックが「ぷっ」とクラクションを鳴らして通り過ぎた。
ん?誰だ。あ、もしかして。さっきのスキー場の人か。
浜田から通っていると言ってたし。
わしたち3人に気づいてくれたのだな。
うれしい。
こんな小さな出会いも力になる。


10分ほど休んで、走り出す。
波佐の郵便局を越えると本格的な坂が始まる。
前に出る。
いつもならバリさんが前に行くのだが、バテているらしい。
「ゆっくり行きましょう」とおっしゃる。
ケーキさんも先刻の休憩で、逆ドーピングをかまして心肺機能が極端に低下しているらしい。
20分たったら復活しますから」とか弱音が出る。
ま、わしも急ぐ理由はない。
時速10キロを越えない、ゆっくりとしたペースで上る。
箱根駅伝のランナーに楽々抜かれるペースである。自転車なのに(^-^;


山は紅葉が終わり、くすんだ色をしている。
道端の下草がやけに青々としている。
次第に雲が増えてきて、日光が少なくなる。


20分過ぎた。
20分経ったよ、行かんと」とケーキさんに声をかける。
とたんにガツガツとダンシングで踏み始め、坂を上り始めた。
こういう時のケーキさんの瞬発力はすごい。
さすが、うちのエース待遇である。


あっという間に離されてしまった。
バリさんも遅れだしてきたので、気持ち上げ気味にマイペースで上る。
覆道を通過する。
大佐山までもう少し。
最後だけ頑張って回してみた。
130台だった心拍も160まで上がった。
先を行っていたケーキさんも見えた。
ようやく大佐山に到着。
時間は午後3時前。
少し休む。


さすがに汗をかいた。
今回実戦初投入のモンベルのメリノウールシャツLWはびっしゃこだ。
まだちょっと気温が高かったかな。



人工雪を触る。
明らかにかき氷である。


ここからは下り基調の道が続く。
ウインドブレーカーを羽織って体の冷えを防ぐ。


頑張れるところは頑張って。
そうでないところはそれなりに。
陽が落ちていく芸北高原を走っていく。
このペースなら暗くなるまでには、戻れそうだ。


王泊ダムを過ぎて、温井ダムが見えてきた。
そして駐車場にゴール!


ちょうど午後4時。
出発から7時間ちょっと。
112キロの旅が終わった。
いやあ、今回も楽しかったな。



自転車を車に放り込み、そのまま温井スプリングスの日帰り温泉に直行する。

て、風呂気持ち良すぎでしょ。
ストレッチしながら、露天風呂で一日を振り返るのって最高!
下りでやや冷えた体も温まったし。
自転車+温泉のタッグの有用性をいまさらながらに実感した一日だった。


やはり、二日続けての浜田はこたえるな~~。
え?
って言ってなかったっけ?
実はわし、前の日も加計発着の浜田往還ライト122キロを一人で走っていたのよね。
23日が当初は雨予報だったので、前日抜け駆けして行っちゃったのです。
で、この日が二日連続の浜田だったという(^-^;
食事も同じ、ぐっさんで。
ま、メニューは海鮮ユッケ丼だったけど。



おかげで浜田のペースがつかめた。
結果オーライということで。
はは(^'^)


さあ、次はどこへ走ろうか。



おわり

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