2016年5月19日木曜日

浜田往還2016 その3

霧の中の大佐スキー場。
周囲がほとんど見えない。




実はトレーニングを兼ね、2日に加計発着で浜田を往復していた。
その時は、こーんないい天気で、スキー場の緑も鮮やかだったのだけども。

軽い自転車がほしい

きょうは全く見えんし。
止まると体がだんだん冷えてくる。
ジャージの下にモンベルのジオラインLW長袖シャツを着ているので、肌がべたつかないが、暖かくはない。
今回のためにケーキさんにも無理を言って、ジオラインを買ってもらった。
どうやら、その効果を身をもって実感されているようだ。





自販機のコーヒーで暖をとる。
休んでいるほかの参加者さんとも会話を交わす。
昨年は最高の晴天に恵まれ、記念撮影をしたのだけど。
今年は先頭集団は既に下り始めたらしい。
待ちすぎると体が冷えるからね。
どうりで人が少ないわけだ。


天気予報だと、そろそろ晴れてもいいころ。
雨雲レーダーをチェックしてみたら、大佐山付近に弱い雨雲がかかっている。
なのにこの状況。
雨雲と霧は別なのだなあ。
山間部って平地の基準とは違うわ。
休みすぎても体が冷えるばかりだし、パンク修理で遅れているし、早々に出発することにした。
ウインドブレーカーはすっかり濡れてしまった。
寒さ除けになるかと、休憩所においてあったチラシを一部いただく。
胸元に入れて、風よけにするためだ。
結果、この作戦は失敗でした。
チラシも濡れてぼろぼろになり、印刷の色がジャージに染みる始末。
晴天時なら有効だったのにね~。



県境を越え島根県に突入。
霧雨にけぶる長いダウンヒルが始まった。
いつもなら快走できる道だが、この雨ではそうもいかん。
ブレーキをかけながら、制御可能な速度域で下りていく。


いつもはうっとうしく感じる洞門がうれしい。
複合カーブがある二つ目の洞門もスピードを落として回る。
三つ目を抜ける。
強くはない雨なのだけど、ダウンヒルの身には応える。


最近投入したオークリーのFLAKジャケットのおかげで、視界は確保されている。
風も巻き込まないので、目がしばしばすることもない。
高かったが、良い買い物だった。
これについては後日リポートしよう。


波佐までの約4キロの下りが終わった。
耐える時間だった。
ここから浜田まで下り基調だ。
途中3カ所ほど、ゆるい上り返しがあり、そのピークにはトンネルがある。
道幅が狭いので気を使う。ライトは必携だ。


時折、強くなる雨脚を耐えながら進む。
金城のポプラを過ぎると、最後の上り返しだ。
上り口でウインドブレーカーを脱ぐ。
ケーキさんに先行して(ほっといて、とも言う)いたので到着を待つ。



集団が来ました。
ケーキさんも一緒です

雨なのに、みんな楽しそう。
ずばりヘンタイじゃね。


上り終えるとトンネル。
そして浜田市街地へ最後のダウンヒルだ。
トンネルを越すと、天気が回復してきた。
高度が下がり、雲を抜けたのか。
道も徐々に乾いてきて、走りやすくなってきた。
最後の最後になってかよ、と思いつつも安堵する。


晴れ間がのぞいてきた市街地を抜け、浜田漁港に到着。
体がすっかり冷えた。
シューズはぐっしょり。
レーパンもおしめ状態。
早くうまいもんを食って体内から温めないと。
と、いうわけで議論の余地なく市場事務所2階の「めし処ぐっさん」へ。
ここで食べるために我々ははるばる雨の中国山地を越えてきたのだ。
行くしかないでしょ!




つづく

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