2017年4月30日日曜日

BRM318広島200呉松山 おまけ松山観光ポタリング編

おなかがもたれて眠りが浅かった。
久しぶりに肉食いすぎたからな。


さて松山での一日が始まった。
わしらよりもヘンタイな人たちは、前日に続きBRM319松山呉200キロに参加し、すでに走り始めているはずだ。
そこまで本気ではないわしたちは、今日はのんびりと松山を観光サイクリングするつもりである。


事前にはもっと足を延ばす計画もあったのだが、前日の200キロ終了後にケーキさんから見送り提案があり、一も二もなく賛同したのであった。


朝食をたっぷりと食べ、ホテルを出る。
自転車置き場には、すでにほかのバイクは見当たらず。
ま、もう10時前だしねえ。
泊まったホテル、実は繁華街のど真ん中にあった。
広島でいうなら八丁堀周辺かしら。


そこからまずは道後温泉を目指して走り出す。
道後温泉行きの路面電車が走っている。
広島と似た風景で安心する。
電車沿いに走っていけばいい。


見知らぬ市街地は実に走りにくい。
我慢して走ること2キロ。
わずか2キロなのにえらく長く感じた。


道後温泉到着!
本館渋いわ~。


さすがの土日。
観光客で、どったんばったん大騒ぎである。

本館裏手の駐輪場にバイクを止める。
ちゃんとバイクスタンドがあって助かる。
和手ぬぐい一本をもって本館へ向かう。


休憩室付きのプランは待ちが1~2時間とかいう始末。
素での入浴は待たずにOKという。
休憩室での風情も捨てがたいが、文句はいえん。
入浴のみ470円を試す。


坊ちゃんが泳いだという名湯は、ほんのり硫黄臭のする、やわらかいいいお湯でした。
入口が別々に、二つ浴槽があるので、両方とも入りましたよ。
なんかほとんど同じでしたが。
和手ぬぐいをサドルバッグのバンジーコードに縛り付けて走りだす。



温泉街を少しうろうろしたら、来た道を戻って、松山城へ向かう。
市内の中心部に山があるのは、面白いよね~。
って、山城を中心とした城下町だから、そうなるか。
適当に進んでいると、ロープウエー乗り場に出た。
自転車で上れないか聞いてみたけど、無理みたい。


残念だな。
だが無料の駐輪場があるので、ここにバイクを停めて上ることにする。
お、ここにもバイクスタンドがあるやんか。
自転車乗りが手厚く遇されているようで、非常にうれしい。


ロープウエーにお金を落とすのもアホラシイので、徒歩で上っていく。
SPDシューズにして本当によかった。
なんてったって、歩くのが劇的に楽なんだよ。
わしのようにゴリゴリ走らない人間は、ちょっとゆるいSPDに限るね。
金属製なのでクリートも全然減らないし(^^)/




山道を行く。
早咲きの桜が美しいなぁ。
一緒になった家族連れの子どもたちと話しながら上るのもまた一興だ。
生の松山弁が聞けるのがいいよね。


近くの高校生が、トレーニングで勢いよく駆け上っていくのもいい。
陸上部ではないかな。
テニス部かもね。
高校時代の部活のいい思い出になるだろうね、きっと。
と、50過ぎのオヤジは思うのでした。


いくつかの城門をくぐる。
見事な石垣だ。美しい。




天守閣の広場に出た。
いやあ、いい眺めだ。


松山市内を文字通り一望できる。
桜にはまだ早かったが、満開になれば、きっともっともっと素晴らしい風景に巡りあえるのだろうね。


すっかり満足したオヤジ二人。
天守には登らず、替わりにマドンナさんと記念撮影。

ニヤニヤしてるし。
ソフトクリームも食って大満足でした。


松山城を下りた二人は、松山市の繁華街「大街道」に向かう。
広島で言うとずばり「本通り」だ。
この日はイベントがあったようで、結構にぎわっていた。



アイドル女子とオタ芸を披露する人々。
カオスな空間です。


うろうろして昼食は結局ラーメン。
味は・・・。


ほんまは広島の名店「周一」の師匠筋にあたる「周平」に行きたかったのだけども、日曜日は定休日だったのよねー。悲しいことに。


満腹になったし、そろそろ帰路につきますか。
松山市街地から、北西方面へと向かう。


長~~~~~いトンネルを過ぎると、そこは松山観光港でした。
ちょうど港に着いたら、フェリーが出る時間だったらしく、残念ながら次の便にすることに。
ま、お土産も買わんといけんしね~。
ターミナルでお土産買って、ケーキさんとノンアルでお疲れ会をしていると、時間はあっという間に過ぎる。
ターミナルでは自転車の人は切符を買えないので、乗船口まで移動して、切符を購入する。

フェリー代2670円と自転車代430円の3100円だった。
15時20分発のフェリーに乗り込む。
絨毯席を確保し、枕をゲットし、さっそく眠りにかかる。
おやすみなさい。


漕がなくても進む。
船便の特権じゃな、


結局今日のライドはわずか15キロ。
正直、全然疲れていない。
すぐ目が覚めたので、スマホいじって遊んでいました。


呉が近づいてきた。
安芸灘大橋を過ぎて、音戸の瀬戸を通る。
陸地が手の届きそうなところにある。
実にスリリングだった。


呉の街を海から眺める。
日新製鋼の巨大な工場群が、赤茶けたさび色に染まっている。
遠目で見ても巨大さに圧倒される。
呉は海からの眺めもいいねえ。


船内アナウンスがあったので、デッキに下りる。
ウノさんはロープでしっかりと固定されてましたよ。
サドルバッグの上にお土産を縛り付けたら、重さでタイヤと擦れちゃいました。



午後5時20分、呉港到着!
そういえば、BRM319のゴールもそろそろじゃね。
ゴール地点に行ってみました。
いました、いました。
2日連続で200キロを走り抜いたヘンタイさんたちが。


せっかくなので、鉄のくじらをバックに記念撮影を。
くるぱんさん、シャッターありがとう。


ほんとうに楽しい一泊二日の旅だった。
ケーキさんありがとうございました。
そして一日の〆はこれ!
周一の油そば。
やっぱ、うまいし。

松山の仇は広島で取ったということで。どうだ!

(完)

2017年4月28日金曜日

BRM318広島200呉松山 その5(完)

午後4時20分、173キロ地点のPC3サークルK菊間町店。
まずまず真面目に走っていたので、貯金は1時間12分に増えた。
残りは平坦基調の30キロだけ。
ほぼ完走は間違いないね。
ランドヌールたちの姿も多い。
追いついたんだね。みんなに。
ひとまず安心する。
むすびとドリンクを補給する。
ケーキさんも補給・・・


こ、この漢、またアメリカンドッグを喰ってやがる。
どんだけ好きなんだ。


コンビニの隣は、なんか有難い系のスポットのようですね。


そして愛媛銀行の愛称は「えひぎん」ではなく「ひめぎん」なのですね。
勉強になりました。


再び、走り出す。
海沿いの道が続く。


われわれの前を大きな集団が走っている。
しばらく後ろに付いていたのだけど、もう少し早いペースで走りたい気持ちが沸き上がってきた。
ケーキさんにひと声かけて、抜かしにかかる。


なんとか頑張ってパスして、そのまま進む。
初めてのブルベの人も多いようなので、そこまでペースを上げてないのかな。
右手に瀬戸内の海を望みつつ松山を目指し、南下していく。


道路脇には1キロおきにブルーラインが引かれ、松山までの残り距離が表示される。
雲が次第に薄くなってきた。

空が夕暮れの色に染まり始めた。
それなりに疲れてはいるが、脚はよく回る。
晴れ間も見えてきた。
ほかのランドヌールさんの後ろに付く。
ホイール、GOKISOやんか!

「やっぱいいですか」と思わず声をかけちゃった。
「いやあ、あんまりよく分からないような」とのお返事。
いやいや、ここは声を大にして「GOKISO最高ですよ!むっちゃ進みます」と答えるべきしょう。
そして道具に頼るしかないわしら貧脚オヤジの物欲をMAXに高めてほしかった。
そして、迷えるわしたちの背中をドーンと押すのですよ(^_^)
失礼、取り乱しました。


残り10キロを切った。
松山市街地には直接向かわず、海沿いを行く。
松山観光港経由である。
港にフェリーが停泊している。

広島行きかな?
時刻は午後5時半過ぎ。
ガーミン読みで198キロ地点だから、いずれにせよ、あと数キロだ。
頑張れば6時までにゴールできるかな。


ん?ターミナルビルの前に誰かいる。
見慣れた赤白ジャージのガチムチ野郎じゃないか!


おお、ようやく会えた!
どうやら一足先にゴール手続きを済ませ、港まで戻ってきたらしい。
明日が仕事らしいので、フェリーで呉に戻るという。
いろいろ尋問したいことはあるのだけど、こちらも先を急ぐ。
ただ一言、「おめでとう」と伝えただけだった。
じゃあ、また。

別れを告げて走り出す。
海沿いから、住宅地へと入っていく。
夕暮れの道を行く。
今回もいい旅だった。


三津の駅前で二段階右折し、橋を渡り、古びた商店街へと入っていく。
ランドヌールたちが談笑している。


あそこだな。
ゴールの203.56キロ地点「バイクカフェカイエンドー」に到着だ!
見知った顔の皆さんがあちこちにいらっしゃる。


心地よい疲れだ。
互いに健闘を称えあう。
「お疲れさまでした」と。

Kブラザースもありがとうございました。
今回も神動画、感謝の一言です。
店内に入る。
オシャレやね~。


順番を待って、こなきさんに認定の手続きをしてもらう。
大変お待たせしました。

認定時刻は午後5時59分!
なんと12時間ぎりぎり切りとは。
昨年秋の高宮200キロが11時間37分だったから、それより遅いという (^-^;
途中でグルべしすぎましたかね。
タイムがすべてではないとはいえ、ちょっぴり悔しいのでした。
とにかく完走して認定していただきました。
AJ広島の皆さま、今回も楽しい時間をありがとうございました。
ケーキさんもお疲れちゃんでした。


聞けば今夜、慰労会があるという。
オヤジ二人、急きょ参加させてもらうことにしました。
では、宿へ行きますか。


初めての松山市街地は土地勘がないので往生しましたが、なんとか7キロほど離れた繁華街のホテルにチェックイン。
自転車置き場には、同好の士らしきバイクが2台止まっていましたね。
慌ただしくシャワーを浴び、タクシーを拾って会場へ向かう。
件の会場の焼肉屋ですが、運転手さんもご存じの有名店とか。
着いた!
おお!やま!


肉食った!
牛タン!


ビール飲んだ!
カンパーイ


いやあ、美味かった。
そして同好の士ならではの深い話の数々。
とてもこの項には書ききれません。
同じテーブルのこなきさん、マグナムさん、ケーキさんありがとうございました。
本当に楽しいひと時でした。
これにてBRM318広島200呉~松山は完走です。


夜中、腹がもたれて寝苦しかったのは、もはや若者ではないという証拠ですかねwww

(完)