2017年5月31日水曜日

BRM503広島 須波・太平洋600キロ その7


5月4日午前1時半。
高知県須崎市にある、すき家56号須崎店にわしたちはいた。
ここがPC4、304キロ地点だ。
出発してから300キロを過ぎた。
心理的にも距離的にも折り返しである。
PC4はもう一つ設定されていて、すぐ近くにあるサークルKでも構わない。
だけど、温かい食事がとりたいわしたちは、こちらを選んだのだった。
まだチェックは済ませていないが、PC4の締め切りが3時20分なので、1時間50分は貯金がある計算だ。
少しは休まないとね。
今回のコースです。

着席。
ひとまず食べよう。
店員さんに牛丼のミニと豚汁をオーダー。
ケーキさんは大盛りを頼んでいた気がする。元気やねえ。
ま、この時間、この距離を走って胃袋が元気でいられることは素晴らしい。
しっかり食べて補給しましょう。

牛丼ミニと豚汁
食った。
呆けた表情のわし。
魂抜けた。

ケーキさんも燃料の切れた機械のようにmgmgしている。
お隣に同好の士が!

眠たいが、眠れる雰囲気でもない。
勘定してもらう。
レシートの時刻は午前1時49分。
潔く店を出る。

すぐ近くに大きなスーパーがある。
この深夜なのに、駐車場に車がたむろしている。
高知の若い衆が若さを持て余しているのね。
ベンチかなにかあったら、ちょっとお借りしたいのだけど、車がたむろっている辺りは避けないと。
オヤジ狩りに会いたくないし。

で、探していると、最適の場所ありき。
大きなワンダホーな木製ベンチが二つもある。
ちょっとだけど、30分くらい寝るべ。
その前にアンダーを着替える。
それまで着用していたモンベルのジオラインLWからメリノウールLWに。
これだけで暖かく感じる。
PC2ぐらいでRaphaのブルべジャージ(半袖)から、Mavicのアクシウムサーモロングスリーブジャージ(長袖)にかえている。
この時期、一日の寒暖差が激しいので、それに耐えれるだけの服装を持参したつもりだ。
そう。アクシウムサーモロングスリーブジャージは実にいい。
春先から5月のGWごろまで活躍してくれる。
布地が独特で、やたらと伸縮性が高いのもいい。
ポケットにいろいろ突っ込んでも突っ張ることがない。
裏地起毛でないのもいい。
落ち着いたカラーリングもオヤジにはうれしい。
おすすめです。

ベンチに横になる。
おやすみなさい。
STARAVAの心拍数の記録を見た。
88ぐらいあった心拍数が80台以下に下がり、66になったところで目が覚めたようだ。
その間、約34分。
回復できた気がする。
した気がする。
今となってはよく覚えていないが。
ま、眠る前よりはましになった。

4日午前2時40分過ぎ。
再び走り出す。
この時点で貯金は40分といったところだ。

次の目的地はPC5。
333.95キロ地点なので、29キロしかない。
普通に認定ペースで走れば2時間で着くかな。

須崎の街を抜ける。
寝静まった街だ。
確かB級グルメの鍋焼きラーメンだかが名物だったような。

この時間はどこも開いてないよね~。

街を抜けると、上りが始まる。
国道494号を北へ進む。
三桁国道なので道の状況は推して知るべし。

深夜午前2時。
出発してから20時間が過ぎた。
道端に自転車を止め、羽織っていたストクルを脱ぐ。
気温差の大きいこの季節、こまめな脱着が欠かせない。

山に入る。
所々、工事中の片側通行の場所がある。
未明なのだけど時折、車が通る。
向こうも自転車が走っているのを見て、疑問符出しまくっていたのではないか。
右手に工場?が見える。
石灰岩を掘っているのかな。

200メートル近い峠に差し掛かる。
ピーク付近はトンネルだったかな。

下って左折。
国道から離れた。
と、思ったら左折してまた国道に出た。
国道33号。
ここをしばらく走る。
仁淀川沿いをさかのぼっていくようだ。

トンネルだ。
右手に歩行者・自転車用の小さいトンネルがある。
ここを通れって指示があったよね。

珍しいな。
狭いトンネルを走る。
結構長かった。

トンネルを出た。
とにかく進む。
川沿いなので、アップダウンがほぼないのがありがたい。
進ム。
ペダルをマワス。
ナニをカンガエテイタのダロウ。
ヨルノヤミノカナニマギレテ、オボエテイナイ。

上流に進むにつれて、谷は深くなっているようだ。
仁淀川町に入った。

時折、見上げる山肌に家の明かりが灯っている。
人はたくましい。
人は強い。
どんなとこでも生きていける。
集落がある。
そろそろPCのはずだ。
あった。
町はずれの右手にコンビニが。
滑り込む。
買い物をする。
レシートをもらう。
午前4時25分。
333.95キロ地点のPC5、ローソン仁淀川町大崎店に到着したのだった


つづく。

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