2017年5月15日月曜日

BRM503広島 須波・太平洋600キロ その3

午前7時、三原の須波海浜公園をスタートした。
まずは尾道を目指す。

朝のちょっとひんやりとした空気の中を進んでいく。
やや肌寒いが走り出せば問題ない。

いい季節になったな~。
今回も初号機のウノさんで参加だ。
昼夜の寒暖差や雨天に耐える装備を、サドルバッグに突っ込んでいる。


今回のわしの個人的課題は「無理しないペダリング」。
昨年はSRこそ取得したものの、後半に足首が痛くなるケースが多かった。
長時間、無理な力を掛け続けていると、どこかにひずみが出てくる。
そこで、今回は足にできるだけ力を入れないことにした。
ケイデンスでいえば80回転以上。
とにかく脚の筋肉に負担をかけないように、くるくる回していく。
坂道でもそうだ。
早め早めにギアを軽くして、脚を回していく。
今回、この試みはうまくいった。
懸念していたアキレス腱の痛みは発生しなかった。
よかった。
終盤、左足首が泡立つような感覚に襲われた。
痛みの前駆症状なのだが、回すペダリングに専念したのが功を奏し、なんとか乗り切ることができた。
次回の400でもこの調子でいけば大丈夫かな。


須波からの海岸沿いを時速25~30キロのサイクリングスピードで走って行く。
海沿いにある神社の鳥居。

厳島神社もそうだが、瀬戸内海の神社って、海に開かれている。
人々や文物は海の道を通ってやってくるものだったのだな。
海は陸を断絶するものではなく、道なのだね。


間もなく三原の市街地に入る。
ケンセイさんたち山口組のみなさんが。


信号峠に苦労しながら市街地を抜ける。
三原から尾道へ。

おなじみのU2には目もくれない。

駅前を過ぎ、2号線を東へ。
尾道の古い街並みがいいねえ。



ありゃ、いつの間に後ろにこんな・・
のんびりペースなのでちょうどいいのかしらね。


尾道の街を過ぎる。
尾道水道に面した家並みの向こうに、尾道大橋が見えてきた。

今回は渡船を使わず、橋を渡る。
取り付け道を上る。
あまり広くない橋なので、車道を慎重に進む。

向島に渡る。
橋の取り付け道を下って、しばらく走ると見覚えのあるあたりに出た。
いよいよ、しまなみのスタートだ。


淡々としたペースで走る。
住宅地を抜け、海岸沿いに出る。
狭い水道を隔てて島が見える。
お馴染みの風景。

岩子島への橋をくぐり南へ。
この辺はいつもの風景。


自転車のメッカと言われるだけある。
レンタサイクルと思しき家族連れや、ロードバイク乗りとしょっちょうすれ違ったり、追い抜いたりする。
足元にはブルーライン。
もうeTrexを見なくても走れるレベルだ。


ケーキさんの要望で因島大橋の下の公園に寄る。トイレだね。

ランドヌール数人が追い抜いて行った。
またどこかで追いつけるかなあ。


因島大橋を通過。


速いお兄さんが抜いていったぞ。
ラジオはRCC!


因島。
フラワーセンター横の丘を越える。
左折する。
閉まっているはっさく大福屋さんに横目にコンビニがある交差点を右折する。
運動公園の丘を越える。


海沿いに出る。
斜張橋である生口橋の下をくぐり、取り付け道路へ。

きれいな橋だなあ。
生口橋通過。


生口島へ。
瀬戸田のドルチェは開店準備中。
3月の200ブルベではがっつり休憩ぶっこいたが、今回は寄るつもりもなく素通り。
瀬戸田の街を抜けるところで、AJ広島のT代表が、風のように抜き去っていった。



ちょっと疲れたのでケーキさんに前をひいてもらう。
付き位置って楽なのね。

あ、またRCCさん


多々羅大橋が見えた。
橋を渡る。

サイクリングでにぎわっているなあ。
車の量もいつもより多いぞ。

鳴き龍ポイントは二つとも通過。
大三島へ。
例の聖地には寄らず、先を急ぐ。
大三島橋を渡る。



ちなみに今回のハンドル回りはこの通り。

右上のオレンジ色が道案内のeTrex20。
メインのサイコンEDGE520J。
時速や走行距離、平均時速、心拍数などを表示している。
夜間の緊急用に中華ライトもマウントしたのだが、充電池との相性がうまくいかず、宝の持ち腐れに。
事前テストの時は点灯したのになあ。
こういう失敗を積み重ねるのもブルベだね。


大三島から伯方島へ。
伯方島のインターそばのローソンに立ち寄る。

200ブルベではPCだったね。
飲み物や炭水化物を補給する。


午前10時20分、まだ70キロちょっとしか走っていない。
先は長い。
15分くらい休んで走り出す。


伯方・大島大橋を通り、大島に渡る。
道中、自転車が本当に多い。

宮窪峠を上る。


な、バリシップだと・・?


今回、道中のサイクリストから「600ブルベの方ですか?」と聞かれることが、2回ほどあった。
反射ベストが目立っていたのでしょう。
サイクリストの中でもブルベの知名度が上がってきたのかな。
「結構ゆっくりなペースなんですね」と言われることも。
そりゃ、速い人もいるけどわしらはね。
しばらくして坂の途中で振り返ったら、後ろにはいらっしゃりませんでしたけどね(^^;)


もう一つ丘を越えると、目の前に来島海峡大橋の威容が表れる。
来ましたよ。ようやく。

取り付け道をくるくる回って高度を稼ぐ。
天空の道のスタートだ。


3連吊り橋なので、微妙なアップダウンがある。
自転車も多いが、歩行者も多い。

なんてたって今治から近いからね。
馬島への降り口を過ぎる。
再びループをぐるぐると。

サンライズ糸山の横を通って、ようやく今治に到着だ。
四国の地を踏んだのだった。

三原から95キロ。
普通のしまなみサイクリングなら今治が終着点だが、今回のわしたちにとって、しまなみはプロローグにしか過ぎない。
というか四国の大地こそが本番なのだ。
先は長い。

つづく。

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