2017年7月6日木曜日

BRM610広島 岩国・角島400km その4

午後5時5分。
出発から9時間5分。
わしたちは154.9キロ地点のPC2セブンイレブン長門三隅町店に到着したのだった。
締め切りが6時20分なので、貯金は1時間15分だ。
ま、ラーメン食ってたしね~。

時は夕方。
また腹が減る。
ここではうどんを購入。
しっかり燃えてくれよ。
駐車場に座り込んでモグモグ。

目の前に椅子がならんでいる。
おお、Team-Oさんのサポート部隊ですか。
ブルベではPCでしかサポートが認められていないからね。
道中応援される姿をよく見かけたなあ。
わしらにも声をかけてくださってうれしい限りだ。

しばし休んで、5時半過ぎには出発!
国道191号を西へ向かう。
この道を走るのも、この1年で3度目になる。
いずれもブルべで、自転車でしか、来てませんけどね。
折り返し点の角島まで45キロ。
今のペースなら、8時ごろには到着できそうだ。
長門市を抜け、191号から左折する。
丘を越えると、しばらく進むと、例のアレが始まった。
そう広域農道である。
小刻みなアップダウンが続き、ランドヌールの脚と心をじわじわと削ってくれるヤツである。
「みのりロード」とな。

みのりロードが開かれた♪
野良バトラーコンバイン♪
野良バトラーコンバイン♪

かつて、わしら世代の心をわしづかみにしたアニメ「聖戦士ダンバイン」のOPが軽やかに脳内に再生される。
誰も聞くものもいないので、大声で歌い始める。
あ、ケーキさんがいたか。

上って、下りて。
相変わらずの農道クオリティ。
しばらく進むと、例の地球儀が。

そして、大きな農業用倉庫。

その向こうには上り坂が明示されている。

ただ、わしもこの広域農道は3度目。

上り下りのリズムが大分体に染みついてきた。
下りで飛ばして、上りは惰性で上っていく戦法だ。

ケーキさんが先に行っていたのを、信号の変わり目でパス。

この近辺、男女二人組とも一緒に走っていた。
抜きつ抜かれつ。

そして、例の標語が登場した。

あやうく通りすぎるところだった。
道端に止まって撮影。
そうこの言葉を待っていたのだ。

満足じゃ。

そして海が見えてきた。
響灘になるのかな。

坂を下って、国道191号に合流。
そうよ。
ここからまたアップダウンがあるのよ。
上り坂で、さっき抜かした二人組が抜かしていく。
無理してもしょうがないので、とろとろと上るしかない。

191号から右折する。
角にローソンがある。
昨年の600キロではPCだったな。
ここから先は当分、コース上にコンビニはない。
そう美祢までね。
寄りましょう。

補給品を購入。
外へ出ると、ミャーミャーとニャンコが歓迎してくれた。

ごめんな。やれるものはないんよ。
現金なもので、わしらからそそくさと離れていく。

さあ、行こう。
夕暮れの道。
ライトを点ける。

ゆるやかな上り。
目の前に視界が広がる。

角島大橋だ。
記念撮影はしない。
ごめん、先を急ぐ。

曇り空のせいか、夕焼けは見えない。
角島大橋の直線を走る。
風はそれほど強くはないようだ。
昨夏は、欄干を通りすぎる風がヒューヒューという寂しげな音を発していたが今年は聞こえない。



島に渡る。
ああ、この絶景。
これで3回目になるが、いずれも夕刻ばかり。
一度でいいから青空のときに来て、青い海の中を渡りたいものだ。

だんだん暗くなる。
角島灯台を折り返してきたランドヌールたちが、前照灯やヘッドライトの光をともして近づいては過ぎ去っていく。
わしたちより速いか~。
羨望と妬みとが織り交ざった感情が去来する。
ま、わしらが遅いのが全ての原因なのだけどね。

島に入ってからも、アップダウンが地味にきついのが角島クオリティ。
右手から波音が聞こえる。
すっかりあたりは暗くなったが、漆黒の闇までではない。
空は薄明かりを残している。

なんとか。午後8時までに。
なんとか。着いたよ。
199.5キロ地点の角島に。
午後7時56分だったかな。
はああああ。



つづく。

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