2017年7月21日金曜日

BRM610広島 岩国・角島400km その8(完)

午前7時53分、364.7キロ地点のPC5セブンイレブン光市室積新開店にようやく到着したギリギリ隊の二人。
締め切りの8時20分まで、わずか27分。
まさにギリギリである。
お疲れサマーである。
さっきの下松のコンビニで寝過ごさなくてよかった。


と思っていたら、序盤の獺祭の工場あたりでご一緒した、大阪からの二人組と久方ぶりの遭遇。
無事、獺祭の直営店で発送を済ませてきたそうで、何よりです。
出先の名物を買うっていうのも旅の楽しみだよね。


このPCさえ越えれば、あとは平地を40キロほど。
普通に走れば2時間で着ける。
締め切りが11時なので、余裕だな。
しかし時速15キロというブルべスピードの絶妙さよ。
ギリギリ隊員にとっては、厳しくもあり、楽でもあり。


15分ばかし休み、最後の補給を済ませて出発。
今回も最後まで食欲が落ちなかったのは、うれしいところ。
もっとも多量のスイマーさんの前にはなすすべもなかったが。
国道188号を南東へ行く。
室積の交差点で左折。
ひたすら走ればいい。



右手に瀬戸内海が広がる。
海沿いの道を行く。
この辺に来ると、もう眠気はどこかに隠れてしまった。
ゴールだけを考えて、ペダルを回す。
20~25キロのペースだ。
疲れているが、足はなんとか回せる。


田布施を抜けて、柳井市街地に入る。
時刻は午前9時。
ゴールまであと20キロ。
このペースで頑張れば10時までにゴールできるんじゃね?
欲が頭をもたげてきた。


ケーキさんにもその旨伝える。
オラ、ちょっぴりやる気が出てきたぞ。


去年の400、柳井ではヘロヘロだった。
足を使い果たしてしまい、ペダルのビンディングを外すのにも苦労したほどだ。
その教訓で、今季からペダルをSPDーSLから、より軽い力で外せるSPDに変更。
ペダリングも回すペダリングに変更した。
その成果が実った。
柳井の河口にかかる橋を渡る。
曇り空でそれほど気温が高くないのが助かる。
このまま天候、持ってほしい。




大島大橋が見えてきた。
大畠の街を過ぎる。
軽いアップダウンをこなす。


大島大橋を通過。
岩国へ向かう。

よく見知った風景の中を行く。
荒れた路面が歓迎してくれる。
うれしくないが。


出発地点の潮風公園みなとオアシスゆうを右手に見ながら、走り去る。
陸橋を越える。
右手にゴール地点のセブンイレブンが見えた。
車の交通量が多いので、信号が変わるのを待って、道路を横断する。


ケーキさんと店内に入る。
いつものノンアルを購入。
時刻は午前9時46分。
ゴール。
400キロの旅が終わった。
今回もなんとか走りきった。
睡魔との闘いに打ち勝った。
良かった・・


店舗前では一足先にゴールしたモリリンさんが撮影サービス。
わしたちも他のランドヌールさんに撮影してもらった。ありがとう!


歓談を済ませ、みなとオアシスゆうに戻る。
カタヤマさんに手続きをしていただき、今回のBRMは終了だ。

27時間のところを結局、25時間46分。
昨年よりも4分遅かった。
今回のブルべ、エントリー48人中33人が出走。
完走25人中、タイムは後ろから3番目だった。


ギリギリ隊の面目躍如である。


いやあ、実にしんどい400キロでした。
5月に600キロ完走した経験を持ってしても、別のしんどさがあった。
今回、猛威を振るったのが睡魔だ。
何回も書いてきたが、これに尽きる。
BRMを快適に走るためには、前日からの節制が欠かせないと改めて思ったのだった。
ただ、ダメダメ一辺倒かというと、そうでもなかった。
無理せず脚を温存するペダリングを心掛けていたせいで、昨年悩まされた脚攣りに襲われることもなかった。
これまでの蓄積が生かされたと思いたいオヤジであった。


と、いうわけで7月22日は、BRM722高宮300キロの出走である。
これを完走すれば、今年のSRは確定する。
先日の豪雨の影響でコース変更となり、右回りに統一されたものの、夜を徹して走るナイトライドブルべである
そして正真正銘の真夏ブルべである。
夜明けからの猛暑をどう耐えていくかが、ポイントになると思われる。
ケーキさんと、300キロの旅を楽しもう。


その上で、あえて書く。
さあ、次はどこへ走ろうか。と。
〆は周一のつけ麺で。うんまい!!



終わり。

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