2018年2月22日木曜日

BRM1006広島 須波・四国1000kmはDNF その5(PC1まで編)

さて、今回の装備。
自転車はいつものウノさん。
前回までに書いた通り、今回からR8000アルテに換装済みだ。
服装は上がラファのブルベジャージ半袖。
そのアンダーとしてモンベルのスーパーメリノウールLWの長袖を。
下はラファのブルベビブショーツとパールイズミのレッグカバー。
雨具はモンベルのゴアテックスレインジャケットとスーパーストレッチレインパンツだ。
ね、みんなモンベラー

雨具のこの組み合わせはブルベエ定番だ。
色や年式は違えど半数以上が使っているのではなかろうか。
とくにスーパーストレッチレインパンツは伸縮性がある生地なので、ペダリングをしやすい。
ゴアのパンツに比べると半額近いのもありがたい。
とはいっても、1万円は超えるが。
靴は愛用のSPDシューズ。
これを白色のポリ買い物袋でカバーする。
足元はビニルテープで固定し、雨が入らないようにする。
その上からモンベルのサイクルレインシューズカバーを装着する。
モンベルのカバーはパンツと同じ、ストレッチ生地なので履きやすいのがいい。
ただ、つま先の形状がロード用の細目シューズ向けなのか、SPD用の先が丸いシューズだと、うまくはまらず、しばらくすると浮いてくるのが難点なのだ。
ちょくちょく直さないといけないのが手間なのである。
この点は改良してもらいたいなあ。
今回、この装備で雨の中を6,7時間は走ったのだけど、シューズの中への浸水はなかった。
足が濡れないというのは実に快適だった。


須波から海岸沿いを北上していく。
雨が降り続く。
右手に瀬戸内海。
風が強いので、白波が立っている。
向かう先には灰色の雲ばかり。
どよ~~ん

風は現在のところ、向かい風だ。
ま、北へ向かっているのだからやむを得ない。
ヘルメットをかぶって、その上にフードをかぶせていたけど、風が荒れているので、風をはらんですぐめくれてしまう。
これは失敗だった。
後でフードをしてからヘルメットをかぶるように変更した。
もちろん薄手のサイクリングキャップをしているのだが、雨脚が強い時には、フードをかぶって、雨が頭に当たらないようにしたほうが快適だ。
雨がじかに皮膚にあたるのはそれだけで、体力を奪われる。


三原市内に入る。
よく見知ったコースなので、安心できる。
まだ序盤なので、信号に引っかかるたびに、ほかの参加者と一緒になる。


三原から尾道へ。
相変わらず、雨脚は強い。
平日の午前中とあって、車も多く、それなりに気を遣う。
快適巡行というわけにはいかないな。


尾道市内に入る。
U2やら改装中の尾道駅を横目に通過し、尾道大橋を渡る。
尾道城、解体されるんだってさ

尾道大橋は狭いので、渡船を使ったほうが安全だし、楽しいのだが、コースの指定がこうなっているのでしょうがない。


向島へ。
安定のしまなみ海道である。
世界のサイクリストを魅了してやまないこのサイクリングロードが、序奏にしか過ぎないとは、1000キロブルベのなんという贅沢さか。


この辺までくると、前後を同じ人が走っていることに気づく。
「あ、この人また見た」って感じね。
脚が合っているのだろうね。
お仲間たち


という流れで、今回ご一緒させてもらったのが、千葉から来たMさん。
各地のブルベを転戦しているベテランランドヌールである。
わしよりも年上だったような。
なんと年間参戦回数が20回以上にもなるという猛者だ。
たぶん20回だったと思う。
うろ覚えですいません。
おそらくシーズン中はほぼ毎週参戦されているのではないだろうか。
今回の道中、いろいろとご心配をおかけしました。
この場を借りて厚くお礼申し上げます。


で、Mさんと一緒にしまなみ海道を行く。
向島から因島に渡る。
いつもはうっとうしい屋根付きの橋だが、雨の日はうれしく思えるという。
Mさんは彼の後ろに見えますね。


ブルーライン沿いなので迷うことがないのがありがたい。
雨が相変わらず続いているのがアレだが、この辺で徐々に小降りになってきたような記憶がある。
ちょっと小降りになった?


せっかくのしまなみ海道。
わざわざ関東から遠征に来ていただいたのだから、ホストクラブ(なんか変)の一員としては、ぜひもてなしたい。
そういえば3月のブルベで食べた瀬戸田のたこめしがうまかったよな~。
控えめに言って、最高でした !(^^)!


よし、あそこを案内してあげよう。
Mさんにもその旨伝えてペダルを回す。
目標ができると心に張りができる。
足にも力が入る気がしたような・・


ジェラートで有名なドルチェはきょうは素通り。
海岸沿いから街中に入る。


ほら、右前に店が・・・
なんか寂しい感じが。
えっ!きょうは閉まってるじゃねえか!
平日の昼間なのに?
がっくし。


あああ、たこよう。たこよう。たこよう。
これはショックが大きかった。
が、気を取り直して進む。
もう少し行けば、瀬戸田の商店街がある。
そこで一息入れよう。


というわけで、コロッケでおなじみの岡哲商店へ。
相変わらずにぎやかな店頭である。[
説明過多な店頭

揚げたてをいただき、たちまちエネルギーチャージ!
熱々は正義

ってもう12時50分だから、そろそろ昼食にしたい。
次の島に渡ると、道の駅があるので、そこで昼食にしますかな。
多々羅大橋の手前で記念撮影。
へそが出そう


橋を渡って、道の駅に進む。
サイクリストの聖地があったりするけど、本日はパス。
お、ケンセーさんたちやないですか。
ケンセーさん(右)と遭遇

ちょうど昼食を終えて、出発するところだったみたい。
また会いましょう!
ここでは屋外のフードコートで今治名物の焼豚玉子飯をいただく。
そういえばまだ現地の店で食ったことないなあ。
今治は何回も通過しているのにね。
道の駅でいただく焼豚玉子飯。本場の一杯も食べてみたい


腹が満足したので、また走り出す。
大三島から伯方島へ。
そして大島へ。


この辺の海峡は潮の流れが速い。
川のようだ。
左が海峡。潮の流れが速い。

大島から来島海峡大橋へ。
小降りになっていた雨がふたたび強くなってきた。
雨なので写真を撮るのも一苦労。手袋は安定のテムレスですね!(^^)!


Mさんと四国の地を目指す。
今は雨だけど帰路、晴れていたら最高ですからこの道。
一緒に戻ってきましょう!
てなことを思っていたのも今は昔。


四国の地に入る。
午後3時20分、雨降りしきる中、わしらは95.84キロ地点のPC1セブンイレブン今治波止浜店に到着したのだった。
PC1に到着


つづく。

2018年2月14日水曜日

BRM1006広島 須波・四国1000kmはDNF その4(出発編)

どうもたっかんです。
おひさしぶりです。
もやもやグダグダしていたらいつの間にか年が明けて、2月になっていました。
って、3カ月もほっぽらかしていたのね。
まったく申し訳ない。
またぞろのんびり走り始めようかと思っています。
気を長くしてお付き合いのほどを。


で、なかなかブログで走り始めなかったのは、走り始めたらすぐ終わるから(涙)
うう、悲し過ぎるわ。


で、10月6日午前9時過ぎ。
わしは愛車のストリーム号に乗って、三原市須波の須波海浜公園の駐車場にいた。
外はかなり強い雨。
風も吹いている。
ブリーフィングは9時半から。
急いで準備せんと。
気ばかりあせるが、狭い車内で雨具を着るのは結構な大仕事である。
ああ、もっと早く家を出ていれば良かった。
雨を甘く見ていた。
誤算だったのが、本郷ICから三原市内までの渋滞。
この日は金曜日。
雨の日って通勤の車が増えるんだよな。
最近は朝、車に乗って通勤することがないのですっかり忘れていたわ。


ともかくなんとか着替える。
ブリーフィング会場は駐車場ではなく、道路を挟んだ、みはらし温泉の駐車場。

屋根があるので濡れずにすむのがありがたや~~。
みんな準備に手間取っていたので、説明は10分ほど遅れて始まった。


いやあ実は今回、スタッフによるいろいろな仕掛けが準備されていたのよ。

インスタグラム用の撮影フレームとか。


ドロップバッグ制度とか。(ありがたや~。結局使わんかったけど)


ドロップバッグカーのラッピングとか。
こなきさん作らしいでっせ(撮影・こなきさん)

頑張っているね~


AJ広島スタッフの1000キロにかける情熱がひしひしと伝わってくるよね。


今回は日本全国津々浦々ばかりか、オーストリアからのエントリーもあり、いつもよりにぎやかな雰囲気だ。
74人がエントリーされて47人が出走したという。
1000キロ75時間もの長旅ともなると、出走に至るまでの道のりも半端ではないのよね。
さまざまな家庭やら仕事やら、様々な峠をクリアした人だけがこの場に立てるのだ。
撮影お願いします!


さて、わしも副代表の車検を受け、こなきさん、くるぱんさんから荷物のタグをもらい、ハイエースの荷室に積みこむ。
次に会うのは、PC3の梼原か。
待っていていてくれよ。
T代表の説明を聞く。
内子から150キロはほとんど補給ポイントがないこと。
夜の四国カルストの下りは路面が悪く、コースを間違えやすいこと。
などなどなど。


準備は整った。
まずはみんなで記念撮影。
ヘンタイ集まれ~(撮影・こなきさん)


この中の何人が須波に戻ってこられるのだろう。
ぜひ、ここに帰ってきたい。たどり着きたい。


午前10時、出走の時が来た。
風雨が収まる気配はない。
T代表の合図とともに、ブルベエたちが走り出す。
わしもサイコンの始動を終えた。
はるか1000キロへの道のりを漕ぎ出す。
じゃあ、行ってきます。

つづく