2018年3月28日水曜日

BRM310東京200しまなみ その3(激走編)

どうも、たっかんです。
日に日に暖かくなって、自転車にはサイコーの季節になってきましたね~。
てなわけで、先日のしまなみブルベのルポ続報なわけです。


呉市郷原町への上りで、こなきさん、くるぱんさんに送られて、ゲンキイッパーイのわしら。
のろのろと上っていると、トンネルに入る。
ここ右側の歩道のほうがよかったな。絶対。
まあ幸い、通行量がそれほどでもなく、無事通過できたのだった。
坂が終わると、そこは賀茂台地。


黒瀬川の流れも穏やかになる。
主要路を通っていたかと思うと、eTrexさんが突然変な道を案内する。
えええ、まじか。
黒瀬川の川沿いの土手道だ。川土手だ。
はじめは戸惑っていたのだけど・・・。
これ無茶苦茶走りやすいわ。
車ほぼ来ないし。自転車専用道じゃねーか。
雰囲気的には田んぼのあぜ道。
いいわあ。
通な道


左手に小高い山が見える。
おや?あの山は

あ、あれもしかして「火の用心」の大岩?→詳しくはココ
業務上で読んだことあるぞ~。
こういうのも楽しいよね~~。
見えますでしょうか~? 中央の岩に「火の用心」


さらに川沿いの土手道を進む。
周囲には枯草の原っぱや田起こしの途中の水田が広がる。
ところどころに竹やぶもある。
春の柔らかな朝の光に照らされ、瑞々しく光輝いている。
のどかだな~。
関東や各地から遠征してきた参加者にも、賀茂台地の早春の風景を味わってもらえたのではないかしら。
のどかだね。


この区間だが、今回のブルベコースの設計者の地元らしく、「車の少ない裏道を走ってほしい」という熱い思いがひしひしと伝わってきたのだった。
あまりにディープすぎて、途中、ミスコースしたが、なんとか気づきました。
いいコースだった。
わしは大変、満足したよ。


名残惜しいが川沿いの道に別れを告げ、国道375号を西条方面に向かう。
車が多くなるけど、県北じゃないし、ま、こんなもんだよね~。
そして67.7キロ地点、PC1のセブン-イレブン東広島西条東子店に到着した。
時刻は9時27分。
クローズが10時32分なので貯金は約1時間といったとこ。
くつろぐランドヌールたち

ただこの日は200キロと比較的短距離だったとこもあり、あまり時間を意識せずに走っていた。
補給を済ませる。
思ったより気温が低いので、温かい飲み物がうれしい。
ただ道端の木々は花をつけており、本格的な春が近いことが分かる。
春ですねえ

20分ぐらいのんびりしていたかな。
オカちゃん、セロリさんのコンビが到着したのを見届けて、走り出した。


右手に三永の水源池を見ながら、田園地帯の道を行く。
昔、この辺にドライブに来たとき、畑の片隅で立小便をするおばあちゃんを見たよなあ、とどうでもいいことを思い出す。
あまりにどうでもよすぎて、ケーキさんには黙っておいた。
わしにも自制心はあるのだ。


国道2号バイパスに合流する。
広々とした道がしばらく続く。
いい道だなあ


このまま進めばええんじゃ。
と、思っていたら右折するのを見逃して、ちょっと引き返してしまった。
信号を渡り、バイパスに別れを告げ、標高330メートル程度の峠を越える。
それほどの距離ではないが、斜度はそこそこあった。


ここから竹原まで、賀茂川沿いを下っていく。
仁賀ダムのそばを通る。
日陰に入ると、途端に寒くなる。
日向はぬくいのに。


広々とした田園風景の中を下る。
国道2号の手前で右折。
これまた川土手の裏道を行く。
いい感じの集落の中を抜けていく。
ええ感じじゃのう


ようこんな道を選んだな~とケーキさんと称賛しあう。
が、しばらく進むと裏道パラダイスも終わり、国道に合流。
竹原市内まで次第に車が増える中、我慢の時間が続く。
それでも広島市周辺のことを考えると、大したことないのだけどね。
左手にセブンイレブンが見えた。
お仲間だちの姿やロードバイクが見える。
午前10時55分、91.6キロ地点にある通過チェック、セブンイレブン竹原中央店に到着した。
クローズが午後0時8分なので、貯金は1時間強。
ほとんど増えていない。
ま、20キロちょっとしか走っていないしね。
にぎわうコンビニ


居合わせた遠征組の人と話す。
みんな荷物が多い。
バックパックを背負ったり、パニアパックを付けたり、工夫をこらしている。
わしら地元組は、比較的軽装といえる。


イートインコーナーがあったので、着席して一息。
温かい飲み物がいいわあ。
忘れ物は厳禁ねww


さて今回のハンドル回りの装備だが、200キロということもあり、軽めにした。
ガーミンのEDGE520をアウトマウントフロントで装着。
ステムに道案内役のeTrex20を取り付ける。
ハンドルにはVolt300を2本直付け。
すっきりめのコクピット

これまでは延長マウントを使っていたが、今回は200キロ。
しかも後半は勝手知ったるしまなみ海道なので、すっきりさせたかったのだ。
キューシートはポケットに入れておいた。
フロントバッグにはモバイルバッテリーや補給食を収容。
今回は低温下での運用だったので、EDGE520のバッテリーが倍以上のスピードで減っていった。
なので、走りながら給電するのに役立ったのだった。


さあ、行きますか!
行きますかの~~


竹原のまちなかを行く。
いつもは海沿いに右折する交差点をまっすぐ進む。
山越えの始まりだ。
今回のブルベで唯一ともいえる峠越えらしい峠だった。
ほぼゼロメートル地帯からじわじわと上る。
道路工事をしていて、警備員さんから歩道を走るよう促される。
幸い歩道の幅が広く、走りやすい。
そのまま歩道をじわじわと上る。
次第に景色が広がっていく。
ログによると、標高190メートル。
空も青く、高い。
傾斜はあるが、走りやすい


ピークを過ぎ、三原方面へ下っていく。
これまたのどかな田園風景の中を進む。


また土手道だ。
今度は沼田川。
土手道どんだけ好きなん。
ほんとに。
またもや土手道


三原の街なかを行く。
時すでに正午近く。
まちなかは車が多い

そろそろメシもがっつり行きたいが、ここはスルー。
道端に柑橘を重点的にあつかう果物屋さん。
瀬戸内っぽいよねえ。
柑橘系ばっか

三原を過ぎると、海沿いの道。
だがこのへんはバイパスと合流後なのでトラックが多いのだ。
気を使うわ~。
ただキホン、ど平坦なので楽ではある。


尾道市内に入った。
信号待ちのブルベエさん

サイクリストでにぎわうU2。
U2!

観光客でにぎわう尾道駅前。
尾道駅前!


そして午後0時40分、124キロ地点のPC2セブンイレブン尾道土堂店に到着したのだった。

つづく。

2018年3月21日水曜日

BRM310東京200しまなみ その2(発走編)

どうも、たっかんです。


さて、ご報告通り、今年初のブルベ、BRM310東京200しまなみに参加してきました。
広島市内を出発。
呉→東広島→竹原→三原→尾道へ。
みんな大好き、しまなみ海道を渡り、今治でゴールするという200キロのコースである。
ランドヌ東京がなぜ広島で開催するのか、といった事情はさておく。
暖かくなる3月で、かつ200キロというBRMとしては最短の距離。
なもんで、一も二もなく参加を決めたのだった。


ちなみにわれらがAJ広島はというと、1月に200キロが1本、3月と4月にも200が4本が。
だが、1月はまだ寒そうなので参加見送り。
3,4月の4本はそれぞれ2日続きの連続開催で、両日とも参加が必要という。
これは若干ハードルが高い企画。
愛媛の三崎半島や、四国カルストを往復するといったマニアックなコースなのだ。
なので、へなちょこランドヌールであるわしは参加を見送り。
で、よさそうな(手頃そうな)BRMを探していたら、今回の開催を発見。
相棒のケーキさんともども参加を決めたのであった。


で、3月10日。
ブルベの当日である。
わしらは市内の某所に車をデポする。
午前5時過ぎ、広島駅にほど近い猿猴川にかかる大正橋のたもとに集合したわけであります。
で、むっちゃ寒いんですけど。
車の温度計は氷点下。
もう3月なのにどうしたことか。
実は前日まで寒の戻りがあり、真冬並みに冷え込んでいたのだ。
この日もその余波が残り、寒いのなんの。
これは先が思いやられるわあ。


わしは真冬用の装備で出走していたので、ほぼ問題なかった。
モンベルのメリノLWをベースレイヤーに、モンベルのサイクルトレーナーを着用する。 もっと寒い時はパールさんのウインドブレークジャケットだ。
けど、昼間も走るのでモンベルでいっか、という判断だ。
これにラファのブルベジレを羽織る。
タイツはマヴィックのアクシウムサーモビブタイツ。
裏地が起毛になった冬場の定番ジャージなのだ。
手袋とシューズカバーはシマノ。
いずれも量販店のバーゲンで買った。
シューズカバーには最近はやりの蛍光色イエローが使われ、目立つのがいい。
靴下はメリノウールの厚手のものにした。
こんな格好ね。


それでも午前中はつま先が凍えたよ。

そして今回初投入したミラーレス一眼をたすき掛けした。
2011年発売のソニーのNEX-C3というカメラだ。
義父の形見分けでわしの手元にやってきたのだった。
当時、世界最小最軽量のミラーレスという触れ込みだった。
この子ですね。単焦点レンズが大きく見える

さすがに一眼だけあって写りはいい。
暗所にも強い。
従来のコンパクトデジカメとは段違いである。
たすき掛けにしていると、重さをそれほど感じない。
こんな感じですわ(こなきブログから)

以前、普通の一眼レフで背負った時は、肩に食い込むような重さを感じたけどそれもない。
素晴らしい。
ロータリー式の電源スイッチは冬用手袋でも操作しやすく、シャッターを切りやすい。
レンズは単焦点にして、レンズカバーを常に外した状態にしている。
しかもたすき掛けなので、シャッターチャンスにもカメラを構えやすい。
コンデジよりもいいんじゃないか。これ。
しばらくは旅カメラ、これで行こうかな。


出発の時が迫る。
が、ケーキさんはシューズカバーを忘れてくるという始末。
家には何個も持っているのに・・・と悔やんでいた。


まあ、でも日が昇れば暖かくなるよね。
太陽の力は偉大だから。
払暁のまちに蛍光ベストの集団


出発前の慌ただしい雰囲気。
AJ広島のブルベでよくご一緒する面々もちらほら。
そして遠征組もいらっしゃる。
なんといっても目立っていたのがこのタンデム車!
フレームは三つに分解して輪行できるそうです


すげえぜ。
お話させてもらったら、これでPBPも走られたとか。
「坂は遅いんですよ~」とおっしゃってましたが、わしレベルからすれば十分速かった気が・・・


そしてミニベロで出場する人もちらほら。
って大先生もですか!
主婦層に人気らしい大先生。今回もジーンズで。4月からは代表の任務お願いしまっす!


ほんま、ブルベっていろんな楽しみ方があるよね~。
車検が終わると、順次スタートに。
漆黒だった空が、徐々に青みを増してきた。
車検待ちの列


じゃあ行きますか。
まずは猿猴川沿いの川土手を下っていく。
ぶれぶれ~~

閉まっているけど、こんなとこにスタバが。
初めて知ったよ。
ケーキさんの左側にスタバが


さすがにこの時間は車がほとんどいない。
進行方向は東。
徐々に白んできた。
夜明けの空の美しさよ


仁保橋手前の信号を左折し、川をわたる。
マツダ工場の上を通り、大洲通りに出る。
信号待ち軍団

仁保橋を渡る

払暁とはいえ、気温は下がる一方。
凍てついた街を行く旅人たち。
呉へ向かう幹線道だけあり、車の数は多く、信号にもたびたび引っかかる。
この時間だが、広島市内に向かう通行量はそこそこ


おお、さっきのタンデムさん。
ゴーストップの時のお二人の動きが見事にシンクロしていて、感心したのだった。
シンクロ具合がすばらしい

そして加速も素晴らしかった。
力を合わせて進む、というのが体現されていたのだ。
しばらく後ろにつかせてもらって、いい体験させてもらいましたわ~。
海田の駐屯地を過ぎるころには空はすっかり白んできて、まもなく右手に広島湾が見える。
日の出前が1番寒かった。
EDGE520の温度計は氷点下3、4度まで下がっていた。
右手に海


魚見山トンネルを避けて海沿いを回る。
ちっちゃな丘を越えると、朝日に照らされた呉の街並みが広がる。
ようやく日の出だあ。
ようやく日の出


そして「てつのくじら」が眼前に。
朝日がまぶしいぜ。
てつのくじら

あやしいおじさん

呉のまちを通り過ぎて、音戸方面へ向かう。
音戸大橋をくぐり、音戸の渡しを過ぎる。
音戸大橋を通過

午前7時30分、32.7キロ地点、フォトチェックとなる音戸の瀬戸バス停に到着!
午前7時半、フォトチェック完了


撮影を済ませると、オークリーのレンズをクリアからサングラスに交換する。
天気いいし、まぶしいしね。
こんな顔・・・

音戸をぐるりと回り、阿賀方面へ向かう。
朝の柔らかな光を浴びて海沿いの道を進む。
朝だ


途中、バス停に止まるバスありけり。
なかなか出発しないのでどうしたのかな、と思っていた。
すると、向こうの方からどたどたと走ってくる中高生の姿が。
ああ、待っていてあげてたのね。やさしいね。


阿賀に近づいたころ、おなじみオカちゃんと、昨年秋のグルメライドでご一緒したセロリさんと合流。
今回は一緒に走っているんだって。
ケーキさんの後ろにオカちゃん

ケーキさんの後ろにセロリさん

オカちゃんは今回も秘密兵器の超デカ、スプロケを投入。
たしか50Tだったか。
フロントシングル化して、禁断の1:1以上の軽いギアを手に入れている。
わしの34Tも大概だと思うが、それをはるかに上回る翼ぶり。
写真を押さえていないのが実に残念だ。
そして自らの機材を語る時のオカちゃんの実にうれしそうなこと。
機材で解決できるのなら、機材に任せる。
それも一つの見識だと思うのですよ。
わしもそうしたwww。


いったん国道185号に合流。
東へ進む。
間もなく国道375号方面へ左折。
東広島呉道路の高架の下をくぐり、黒瀬川の土手道に出る。
土手道はいいね。
景色が広いから。
空が大きいから。
逆風でない限りにおいては、だけど。
ゆるブル

この橋たしか木造なのよね~



375号に合流する。
じわじわとした上りが始まる。
山陰に入り陽が遮られるので、冷え込む。
左手には二級峡が見える。
気が付くと、オカちゃんとセロリさんの姿は見えなくなっていた。
また会いましょう。


しばし上りが続く。
右手には歩道があり、そこを走っているランドヌールもいる。
ああ、ゆっくりいくなら、ありだねえ。
と思っていたら、道が広くなり、先に見慣れた色の車が止まってり、二人組が手を振ってくれている。
おや見覚えありすぎるぞ


おお!
地元民のこなきさん、くるぱんさんご夫妻ではありませんか!
見知った顔に会うとうれしくなるなあ。
到着したわしたち(こなきブログから)

つい先日、温泉津に温泉旅行に行ったばっかだしね→
自作好きのこなき氏、今回は応援看板をひっさげての登場だ。
リバーシブル仕様で、片面が「がんばれランドヌール」、もう片面は「ランドヌーズ」になっていたとか→こなきさんブログ参照
お待たせしたでしょ~。
いったん止まって久闊を叙してから再出発。
行ってきま~す!(くるぱんさんブログから)

ありがとう。元気をもらった。
ケーキさんと二人、改めてペダルを回す足に若干力が入ったのだった。

つづく。