2017年4月18日火曜日

その後のメリーさんことSCULTURA400インプレ

メリーさんことメリダSCULTURA400が一昨年6月12日にうちに来てから、2年がたとうとしている。
購入した2年前の記事はこれね。

■SCULTURA400身請けライド&インプレ


メリーさん、アルミフレームに11速105ミックスという構成のエントリーロードである。
通勤用として12万円で購入した。
この1年10カ月で9000キロ走った。
多いか少ないかはよくわからないが、そのなかで感じたことをつらつらと書こうと思う。
比較対象は、壱号車であるピナレロのFPウノカーボン、通称ウノさんだ。
お付き合いください。


現在のメリーさんの構成から説明しよう。
まずブレーキを替えた。
105の5800系に替えた。
1万円かかったけど。
調べてみると、現行モデルはBR-561という実質Tiagraグレードのキャリパーに消しゴムじゃなくて、舟のついたブレーキシューを付けたものを使用しているようだ。
BR-561については正直ようわからんので論評は控える。
が、うちの初号機のウノさんには当初、Tiagra4600系のブレーキがついていたのだが、正直いまいちでその後、ブレーキだけUltegra6700系に交換したのだ。
が、ブレーキだけ見ると、6700系よりも5800系が効くがする。
ブラケットポジションで握ったときの感触が5800系のほうがはるかにいい。


わしが買った15年モデルはPROという、なんだかよく分からんブレーキがついていた。
けどね、もう全然違ってた。
みんな悪いことはいわんぞ。
もし少しでもブレーキに不安を感じるのならば。
SCULTURA400を買った瞬間にブレーキ替えてくれ。
大事なことだからもう1回いうぞ。
不安ならSCULTURA400のブレーキは105に替えてくれ。


メリーさんの主な用途が通勤であることは前述した。
わしの通勤ルートの一つが己斐峠である。
広島市の中心市街地とわしの住む街を最短距離で結んでいる。
標高230メートルほどの峠なのだが、出勤時は広島市街地へ向けて、ややきつい坂を下りなければならない。
1.6キロで8%ぐらいかな。


この己斐峠、市街地に近く、郊外への抜け道になっており、車の量が多い。
大概、車の後ろについて下りていくことになる。
で、この峠、道幅が狭い。場所によっては1.5車線ぐらいのところもある。
なので、すれ違おうとする車がところどころでスピードを落としたり、急に止まったりする。
これが実に怖い。
実際、ブレーキは1カ月で交換したのだが、付属のPROとかいうブレーキだと、意図した止まり方ができないことがあった。
安全マージンを取っていたので、追突はしなかったけどね。
付属のPROだけど、止まるためのブレーキではなく、速度を落とすためのブレーキだったのだ。


105に替えたらまったく違った。
キャリパーの厚みが違っていたもんね。
多少重くなってかもしれないが、ここで剛性を稼いだのだろう。
ちなみに比較写真はない。すまん。


ブラケット部分を握って操作しているだけで、十分な制動力が得られる。
下ハン持って、握りこむ必要がないのも大きい。
頭を上げて姿勢が高くしておけるので、視界も広い。
安全性が著しく向上したのだった。
ほんま替えて良かった。
素直な感想だよ。


もう一つ替えたのがホイールだ。
初期状態では、アレックスのリムを使ったCOMP24なるホイールを履いているのだが、これが柔らかいのだ。
乗り始めて間もなく行った江田島でパンク。
それだけでホイールに振れが出てしまったという(>_<)
シマシマ店長に調整してもらい事なきを得たのだが、それ以来、不信感がぬぐえないのであった。
なので現在は前輪だけ物置に眠っていたシマノのWH-R500に交換したのだった。
後輪も替えたかったけど、R500って10速用だから、11速のメリーさんじゃ使えないのよね。残念ながら。
重さは、互いに兄弟成り難い鉄下駄なのだけど、シマノは頑丈さだけは定評あるからね。


タイヤも替えました。
この辺は消耗品なのだが、はじめに装着していたタイヤのサイドがほつれ始めたのが気になってきたのだ。
で、ミシュランPRO4エンデュランスの25Cをはかせてみた。
アルミだが乗り心地のいいSCULTURA400の乗り味がさらにまろやかになった気がする。
通勤用にはいい選択だったかも。
2000キロ乗って、サイドにひび割れが出てきた。

なので今月からパナレーサーのレバンテというタイヤに替えた。25Cね。
使用初日にパンクするという不幸な出来事があり、先行き不安な、わしなのであった。


それから昨年秋にプーリーを替えた。
ってもビッグプーリーとかではなく、普通の大きさだ。
最初について105のプーリーが、雨中走行で錆びてしまったのだ。
わしがメンテしてなかったのも悪かった。
走ると、異音がするので気になってしまったのだ。
油をさしても変わらなかったので替えたのだ。
プーリーだけを。


プーリーはアルテグレード以上から、シールドベアリングに変わるそう。
なのでアルテかデュラグレードで変えてもらおうとしたのだが、両者とも欠品。
デュラは新型に切り替わることもあり、すぐには入荷しないらしい。
で、MTB用のXTグレードのプーリーを取り付けてもらった。
刃先の形状や長さとかロード用とは異なる点もあるのだけど、うまくいきましたぜ、兄貴。
きちんと仕事してくれています。


で、やっぱ差を感じます。
ベアリングの有無でしょうね。
後輪の回り方が気持ちぬるっとしたスムーズさを感じるようになった。
これはいい。
異音もずいぶんと減った。
費用も1500円弱だったので、費用対効果としてはずいぶん優れているのでは。
ただ残る異音の原因はまだ不明なんですが(^-^;


そのほかの気づき…。
お、あった。
ハンドルにライトを吊り下げて取り付けたいケースってありますよね。
わしがそうです。
通勤用なのでVolt300をぶら下げて2本付けしていました。


でもSCULTURA400ではあきません。
シフトケーブルやブレーキケーブルが内装であることは説明したと思うのだけど、そのおかげで、下に吊り下げたライトと干渉してしまうのだ。
ハンドルを動かすと、ケーブルがライトに当たって、照射先が変わってしまうのだ。
これはいただけない。


すっきりさの代償として潔くあきらめていただきたい。
わしもあきらめたよ。


あとハンドルの形状が今一つかな。
初号機のウノさんはアナトミックシャローっていうのかな。
比較的ドロップが小さいハンドルがついているのだが、この子はドロップの結構大きいタイプがついている。
メリーさんはシャローっていう形状で、若干違和感があるのだ。
どっちかにそろえればいいのだろうが、実用上不便を感じていないので、交換までには至っていない。


今のところ感じるのはこんなとこかしら。
で、銭金の話。
うちの家から会社がある市街地までバス代が片道420円(ICカード割引ありで計算)かかるのだけど、メリーさんで通って節約した分が、この1年10カ月でもう12万円にいっちゃいました。おおおお!


購入費用に届いてしまいました。元取りました。
計算すると、月5454円のバス代節約。
これはなかなかの費用対効果かと。
もちろん雨の時にはバスやマイカーを使っています。
無理して走ることないしね。


というわけで、2年近く乗ってきましたが、SCULTURA400、いいロードバイクですよ。
造形もいいし、コストパフォーマンスもいい。
アルミなのに乗り心地も悪くない。
ブレーキさえ変更すれば、十分実用に足ります。
ロードバイクの楽しさを十全に味わえます。
入門車とすれば必要十分のパフォーマンスです。
通勤用なら十分以上です。
同グレードのバイク、いろいろありますが、さすがメリダという内容ではないでしょうか。
おすすめです。いやほんと。

では、また。

0 件のコメント:

コメントを投稿